tri tips 2024 【スイムメニューの用語説明】今さら聞けない水泳特有の用語を解説(トライアスロン・朝スイム・朝練)
どうもおはこんばんちは!
tri tips編集長です。
今回は、ご要望の多かった"朝スイムのメニューの専門用語"の説明をしたいと思います!
どんな競技でもそうですが、特有の用語が水泳のトレーニングメニューには多く存在します。
ちなみにですが、
「あの人もう浮いている」
は、水泳業界ではどんな意味を持っているかご存じですか?
※正解は一番下に記載しますので、最後まで見てくださいね♪
早速ですが、いくつかのスクールで実際に行われたトレーニングメニューを見ながら解説したいと思います。
【ATA武蔵小杉校】
ATA武蔵小杉校は、一風変わった20mプールで朝スイムが行われています。
では、用語の解説を始めます。
まずはメニューの列から、
・W-up:ウォーミングアップ、準備のような位置づけ、その日の体調を確認する
・Drill:技術練習
・Pull:プル、腕をストローク(かく)ことで進むこと
・main:メイン練習、一番注力する練習
・swim:スイム、腕(プル)と脚(キック)を用いて進むこと、一般的に想像できる"泳ぐ"ということ
・Down:ダウン、メイン練習後にその日の疲れを取り除くために重要なクーリングの練習、次回への準備
次にサークルの説明をします。
サークルとは、決められた時間で泳ぐということではなく、例えば11行目の1:45というのは、1分45秒経ったら2本目、3本目と次の本数へ進むということです。
そのため、1分15秒で泳げば30秒の休憩(レスト・rest)がありますし、1分40秒だったら5秒のみ休めるということです。
その右隣の用語の説明です。
W-upのスイム・キック・プル・スイムですが、これをひとくくりにして、スキップス(SKPS)と表現することもあります。
イージー/ハード(Easy/Hard)は、ゆっくり泳ぐことと頑張って泳ぐことを繰り返すことです。
Hypo(ハイポ)は、ここでも書かれている通り、呼吸の回数を制限するトレーニングです。
コーチによって意図は異なりますが、
・心肺機能を鍛える
・呼吸を制限することで軸を安定させる
・左右対称で泳ぐ
などがこのHypoトレーニングにはあります。
最後に、Form(フォーム)ですが、これは動きに意識を置いてきれいに泳ぐという意味が込められています。
【ATA渋谷校】
次に、ATA渋谷校のメニューです。
先程出た用語は省いて、新しいもののみ説明します。
Pullメニューの右に記載されている"B-up"。これなんだと思いますか?
水泳経験(選手として)がない方はさっぱりですよね。
このB-upは、Build up(ビルドアップ)の略で、競泳選手のトレーニングメニューでは頻発します。
ビルドアップはその用語のまま、"作り上げる"という意味で、例えば上記のメニューの場合は、100mの中で徐々に作り上げる=スピードを上げるという意味になります。
もっと細かく言うと、最初の25mを30秒で泳いだと仮定すると次の25m(25-50m)は28秒、次の25m(50-75m)は26秒、最後の25m(75-100m)は24秒などといった具合ですね。
最初ゆっくり、最後だけ上げる練習ではなく、"徐々に上げる"練習であることを間違わないようにです!
【ATA新宿校】
全ATA校の中でもトップクラスに距離を泳ぐのがここ新宿校です。
※文字が重なってしまいすみません。
では、上記2校になかった新しい用語を説明します。
・choice:チョイス、好きな泳ぎ(バタフライでも背泳ぎでも平泳ぎでもクロールなど)でOKという意味。
・EN1~3:Endurance、エンデュランスの略語。持久的な刺激を入れる練習という意味。数字が大きくなるにつれて強度も高くなります。
・AN1~3:Anaerobicの略語。無酸素運動や強度の高い運動という意味。
・LSD:Long Slow Distanceの略語。言葉の通り、ゆっくり長く泳ぐという意味。
・Des:Descending、ディセンディングの略語。B-up(ビルドアップ)が指定された距離の中で徐々にスピードを上げていくことに対して、こちらは指定された本数ずつスピードを上げる練習。
と、今回は3校のトレーニングメニューを例に用語の説明をしました!
ここにはない、独自の用語やドリル練習など各コーチによって特色があるのも水泳特有ですね!
これらの用語と意味を分かっていれば、初めて見るメニューでもだいたい内容はわかるはずなので、「ATAに入会したばかりで、メニューの意味がさっぱりなんです。。。涙」という方や、「(実はこの用語の意味わかってなかったんだよね)」という方はぜひとも参考にしてください!
話は変わりますが、明後日28日(木)は太朗DAY@ATA三軒茶屋校!
ATA会員のみなさんは、日ごろから貯めているスタンプのクーポンをスポット利用としても使用できるようになったので、
「白戸太朗と一緒に泳ぎたい!」
「競争したい!」
「気になっていた三軒茶屋校で泳いでみたい!」
などなど、ぜひ有効活用してください♪
※こちら三軒茶屋校の様子
おっと忘れるところでした。
正解は、「バテている」です。
普段の練習でも使ってみてね!
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