tri tips 2024 【連動性】全身を上手に使うためのヒント(トライアスロン・スイム・バイク・ラン)
唐突ですが、ロッククライミングと言えば何を想像しますか?
私は、ミッションインポッシブルのトムクルーズを思い出します。
先日、荻窪にある日本最大規模のボルダリングジムに行ってきました。
現役のときから興味があったスポーツ。
やってみたいやってみたい詐欺で早や10数年。
ようやく体験することができました。
2020年の東京オリンピックから正式種目として採用され(スポーツクライミング)、日本人選手が大活躍をしたのは記憶に新しいですね。
3年前のオリンピックの動画はこちら。
実際にやってみての感想ですが、
「とにかく(前腕、指、握力)キツイ。。。」
でした。
しかし、これは初めてだから。
キツイ中にも、「あ、これはスイムに通づるかも」と思うような瞬間もちらほら。
初ボルダリングに同行&ご指導いただいた先生の動画はこちら
※許可得てます。
視聴者の立場としては、「あの人たちは腕力がすごそう!」というイメージが先行していましたが、やってみるとそうであってそうでないんです。
どういうことかというと、腕で身体(体重)を引っ張っているように見えて、足(脚力)で身体を押し上げてもいるんです。
握力や腕で引っ張る局面もありますが、それよりも全身の連動性を重視して、(足で)身体を押し上げられた方が体力(主に握力)が持ちますし、どんどん上に行ける。
スイムもバイクもランもそうですよね。
ある一か所の筋肉が強かったり動きが上手なだけでは完成度が低い。
力ではなく、リズムや筋肉から筋肉への連動性、伝達力の高さの方が大切だったりします。
あともう1つ。
スイムに似ているなと思ったのが、肩甲骨の使い方。
よく肩甲骨は他の骨とは接していないため"浮いている"と言われます。
これは、複数の筋肉によって支えられ、また、それによって複合的な動きを可能としています。
この"複数の筋肉によって支えられ"がポイントで、
突起に手(指)をひっかけ、上体を持ち上げていくボルダリング中の肩甲骨周りの筋肉の動作(厳密にいうと肩甲骨周りの筋肉を固める動き)は、リラックスした状態で水中に手(腕)が入水しキャッチ局面において上腕骨が内旋し、手の平だけでなく前腕、しいては腕全体で水を捉える時の肩甲骨の動きと近いのではないか?と。
タイトルの回収が遅くなりましたが、要は、「ボルダリングやってみて~」です。笑
私はまだまだスイムとの関連性しか見出せませんでしたが、きっとバイクやランにもつながるものがあるはず。
未知なる世界で、既知(の動き)のヒントを得る。
to be continued ですね。
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