tri-tips 2024「なぜ "ふくらはぎ" はできるだけ使わない?」(リライト版)

  • 2024.02.15

トライアスロンをもっと楽しむためのコラムを配信しています。
今回は、なぜ "ふくらはぎ" はできるだけ使わない?なのか...を解説します。
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筋肉の動きを説明しますので、目を閉じて頭の中で具体的なイメージをしっかり持ってくださいね!

まず"ふくらはぎ"の筋肉の下端はアキレス腱についていて、アキレス腱は踵の骨についています。

ヒラメ筋.png

足首の関節を跨ぎ、足首が支点となるテコの原理により、"ふくらはぎ"の筋肉が収縮すると踵が上がる(つま先が下がる)力を発揮します。

次に"ふくらはぎ"の筋肉の上端は、太ももの骨の下の端についていて、膝関節を跨いでいます。

ヒラメ筋 (1).png

よって、テコの原理により、ふくらはぎの筋肉が収縮すると膝が曲がる力を発揮します。

ふくらはぎの筋肉が収縮すると下では踵が上がり、上では膝が曲がる力が発揮されます。
"ふくらはぎ"の筋肉は、踵が上がる(つま先が下がる)方に注目してしまいますが、上端では膝の動きにも関与しています。

実際に動かしてみるとイメージし易いと思いますが、ランニングや自転車で、踵を上げる(つま先を下げる)動作をするときは、膝を伸ばそうとしています。
太ももの筋肉は膝を伸ばすことに一生懸命働いているのに、"ふくらはぎ"はその邪魔をしていることになるのです。

よって、膝から下や足首の力はできるだけ脱力して、大きな筋肉(=大きな力を発揮する)太ももや股関節周囲の筋肉を使って運動をした方が効率よく大きな力を発揮できるということになるのです。



一昔前、つま先着地が流行りました。
あの時に"ふくらはぎ"の筋肉の肉離れをする人が多発しました。
先程も述べた通り、体重を支えるだけでも大きな負荷がかかるのに、太ももの筋力と強く引っ張り合うような力の発揮の仕方になるため、さらに大きな負荷がかかってしまったから起こってしまったのです。

自転車もランニングも、膝から下はできる限り"ブラブラ"させるようにリラックスさせ、力を発揮するというよりも、正しい動きを導き出す程度にする意識が必要です。

バイクのペダリングで上死点近くで踵が下がると、太ももの力を邪魔します。
ランニングの着地直後に膝が曲がると地面から離れるタイミングで、太ももの筋力と"ふくらはぎ"の筋力が邪魔をしてしまいます。

リラックスして、股関節周囲の筋肉をしっかり使うための動きづくり、ドリルを行いましょう!

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※2023年9月に投稿された記事のリライトです。

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