nakaji tips「滑らかに動かすための学習」
トライアスロンをもっと楽しむための情報を毎週配信しております
またまた心理学の本に書いてある「運動の学習」に関することをまとめますね。
スポーツの技術習得は、「特別な意識を向けなくても、場面、環境に合わせて滑らかに体を動かせるようになること」が運動の学習の目的です。
体が環境・状況に応じて勝手に効率よく動けるようにすることで、パフォーマンスが向上します。
運動の学習は5つの段階に分けられます。
「動機」「探索」「原理の発見」「練習」「習熟」
と進みます。
第1段階「動機」
「上達したい」「上手くなりたい」と思うことですね。これがないと始まらない!
トライアスロンの場合、「速く走りたい!」という気持ちと「カッコよく走りたい」と思うことも大切かも...。
第2段階「探索」
情報、経験、アドバイスなどによりどうすれば上手になるのか?方法を考えて試してみる!
youtubeで解説が色々出てますが、「ん?」と思う情報もありますので注意をしつつ、いくつかの情報で方法を考えてみると良いと思います。
もちろん、「アスロニアのスクールに参加する!」ってのもアリですよ〜
第3段階「原理の発見」
動作の方法やその原理を理解し、上手に体を動かそうする。頭で理解する段階
身体の動きは、ほとんど物理学で説明がつきます。また、エネルギー代謝などは化学ですね...。身体が動く仕組みを理解して、スポーツの技術を考えてみるのも良いと思います。
第4段階「練習」
繰り返し練習をすることで、数回に1回、「あれ?上手くできた」「いい感じ」という場面があり、その回数が増えてきます。
筋肉と神経がその動きを覚えて、徐々に自動に理想的な動きができるようになってきます。
但し、間違った動きを覚えてしまうことがあるので、コーチに見てもらったり、動画で確認をすることも大切です。
第5段階「習熟」
無駄な力が抜けて、他の技術と滑らかに組み合わせることができ、意識をしなくても、勝手に体が動くようになる
スイムは、プールで上手に泳ぐことができると速くなります。さらに、潮の流れ、他の選手との接触、 波、風、コースなどに身体がしっかり反応して、効率よく前に進むことができるとパフォーマンスが上がってきますね。
力まず、滑らかに水の上を進み続けられるようにしましょう!
そのためには、この5つの段階を繰り返すことが大切です!
参考:基礎から学ぶスポーツの心理学 勁草書房 佐々木万丈 著
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