nakaji tips「バイクを強化してランを速くする」
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ランニングのみのタイムと、トライアスロンのランタイムに大きな差がある人は、この記事をよーく読んでくださいね。
なんとなくお分かりだと思いますが、バイクで頑張り過ぎてるからランのスピードが落ちるんです。で、比較的低回転でパワフルなペダリングをしている人は、特にその傾向があるようです。
パワフルなペダリングをしていた人に取って、楽なペダリングにすると言うのは、勇気がいるのですが、ギアを一枚軽くしてペダリングしても、大きなタイム差にはならないので、一度勇気を出してレースで試してみてください。
この話をしても「えー、ホントですか?」って言われますが、ホントです。
楽なペダリングをしようとすると、ペースが落ちることよりも、無駄な力の発揮がなくなり、ランニングに好影響が出ます。
※バイクが大好きな人は、「だって速く走っちゃうんだもん」とか「我慢できない」という人が多く、なかなかこのアドバイスを受け入れてくれないのですが、そこは気持ちの問題だけですからね(笑)
◾️大腿四頭筋を使わない
パワフルなペダリングをする人は、膝を伸ばそうとする力の割合が増え、大腿四頭筋の疲労が大きくなります。
ランニングでの大腿四頭筋の役割は、主に着地衝撃を受け止めて、膝が大きく曲がらないように耐える仕事。
ここが弱ってしまうと、膝の曲げ伸ばしが大きくなり、重心の上下動が大きくなります。ランニングで一番体力的な負担が大きくなるパターンに陥ってしまうのです。
ペダルを押すと言うイメージから、太ももを振り下ろして、膝から下をリラックスさせるようなペダリングを意識し続けると、ハムストリングやお尻の筋肉も上手に使えるようになってきて、大腿四頭筋への負担を減らしてくれます。
◾️バイクの強化がランに繋がる
日常のバイクトレーニングでパワーメーターを確認しながら、効果的なトレーニングを行い、より強くパワフルなペダリングができるようにし、レースでは、少しリラックスしたペダリングをすることでランのパフォーマンスをアップさせましょう。
バイクのトレーニング効果を全てレースのバイクパフォーマンスに与えるのではなく、ランの強化のためのバイクトレーニングとして考えるようにしましょう。
そんな発想でレースの戦略を変えてみることでフィニッシュタイムに変化が出るかもしれません。
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