tri tips 2024【省エネ泳法・2ビートクロール】1人でマスターする方法(トライアスロン・省エネ・スイム・クロール)
少し前に、「泳いでいる最中のキックは抵抗になる」という衝撃の研究結果が世間を賑わしました。
詳細はこちら
「じゃあもうキックいらないじゃん」
と思うかもしれませんが、よくよく記事を読むと、「秒速1・3メートル(100メートルのタイムで76秒92に相当)より速くなると、足の動きで生じる水の抵抗が大幅に増えるという。」
と書いてあるではありませんか!
100mで約1分17秒ですね。
ということは、大半のトライアスリートはキックがまだまだ必要。
でも、じゃあどんなキックがトライアスロンをする上で大切なのか?
できることなら、キックをする回数は減らす。
トライアスロンは、いくつかカテゴリーがありそれぞれで距離が異なりますが、泳いで、自転車を漕いで、最後走るのはみんな一緒。
種目も使う筋肉も異なりますが、後半の2種目は主に脚を動かします。
※4種目目とも言われるトランジットも装備している時を除いて、走ってますよね。
先日行われた横浜トライアスロンのエリート女子で優勝したフランスのレオニー・ペリオー 選手のタイムを見てみましょう。
スイム:18分35秒(17%)
バイク:59分23秒(53%)
ラン :33分02秒(29%)
合計 :1時間52分28秒
※()は割合
上記からもわかるように、競技中の約80%は、脚を動かすことでゴールへと進んでいるんです。
ということは、最初のスイムパートでは可能な限り脚を温存しておきたい。
※2012年のロンドン五輪・競泳・1500m自由形の動画はこちら
泳ぐことに特化した競泳選手でさえも脚は温存しているのが分かります。
ということで、今回は、ATAグータロウ月島校のコーチとプールの家の協力を得て、(脚の)力を温存するための泳ぎ方である2ビートクロールの習得方法について、撮影をしてきました。
その動画はこちら
動画を見ていただけるとわかると思いますが、ステップは2つ。
①タイミングを取る両足キッククロール
②タイミングが取れてきたら(慣れたら)そのタイミングのまま片足キッククロール(2ビートクロール)に移行する
これだけ。
脚を使う(キックの)回数が減る→脚の筋疲労を抑えられる→バイクとランに残せる。
といった具合ですね。
と言いつつも、水泳習いたての人がいきなりこれをやってもダメで、まずはキックをしっかり打てる・蹴れるようになることが大切。
それができてから、2ビートクロールに挑戦してみてくださいね~♪
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