tri tips 2024 【呼吸は止める?吐き(出し)続ける?】結局どっちがいいんですか?(トライアスロン・スイム・呼吸)
今朝の朝スイムで会員さんからあった質問。
「水中で息は止めてますか?吐いてますか?」
どちらが良い悪いと一概に言えないのですが、私は前者の、呼吸直前まで"息を止める"スタイルで泳いでいます。
で、結論から言うと、どちらでもOKです。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、最終的には個人のやりやすい方を選択するのが、長距離をストレスなく泳ぎ続ける上では大切かなと思います。
エイジ上位選手のクロール泳はこちら。
この選手は呼吸直前まで息を止めて、呼吸動作直前で一気に息を吐いてから空気を吸うスタイルですね。
では、それぞれのメリットとデメリットを説明します。
【息止めスタイル】
●メリット
・ストローク(腕)の力が入りやすい。
・肺の中に空気(浮力)が溜まっている時間が長いので、息を吐くことによって身体が沈む(浮力が小さくなる)時間を減らせる。
●デメリット
・力みやすい。
・短時間で力強くたくさん空気を吐けないと、泳ぎ続ければ続けるほど呼吸が浅くなり苦しくなりやすい。
【息吐きスタイル】
●メリット
・呼吸が楽。
・リラックスして泳げる。
●デメリット
・浮力が減る時間がそうでない泳ぎ方に比べて長いため身体が沈みやすい。
といった感じですかね。
最初の方でも述べましたが、最後はその人の感覚。
息止めスタイルで速い人もいれば、その逆もあります。
普段の日常生活で息を止める瞬間はほぼないので、やはり最初は息(空気)を吐き続ける方が自然かもしれませんね。
でも、この息を止める・止めない問題。
初心者や初級者の多くは、息を止めてしまい(呼吸直前でもちょっとしか息を吐けない)、腕や脚(ストロークやキック)を頑張っていないのに25m(20~30秒)も泳げばゼェーゼェーハーハー状態に。
これは、【息止めスタイル】のデメリットの2つ目ですね。
「息を止めてみましょう」
と言われれば、少なくとも30秒くらいは我慢できますよね。
動いているとはいえ、30秒ほど、しかも呼吸はしているはずなのに、タッチした後に苦しいのは、呼吸がスムーズにできていない証拠。
なので、初心者・初級者の方は、最初は【息吐きスタイル】で泳ぐことをお勧めします。
慣れてきたらどんどんアレンジしちゃってください♪
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