nakaji tips「パフォーマンスの公式」

  • 2022.01.28

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最近読んだ専門書です。
少し前に調べた文献にもあって、この本にも同じような公式があったので、今回はその事についてお話ししたいと思います。

マラソンのパフォーマンス = LT※1の強度 / ランニングコスト
この式には、酸素摂取量(ml/min) ※2 とスピード(m/分)の単位があちこちにあるのですが、難しくなるので省略してます

以前に見た文献はマラソンだけでなく全てのスポーツのパフォーマンスということで

パフォーマンス= 基礎体力 x 専門的な体力 x 技術 x 体調 x 心 x 地力

というものもありました。
こちらは、いろんな要因がパフォーマンスに影響するということですね。これは改めて内容を紹介しますね。


■マラソンのパフォーマンスの式
これは、キプチョゲが2時間を切った時のプロジェクトチームが発表したもので、
LTの強度はマスクをつけた呼気ガス分析や血中乳酸濃度を測定して明らかにしたLT の時のスピードで
ランニングコストというのは、1mあたりにどれくらいの酸素を使うのか?というのを測ってペースを割り出しています。

ランニングエコノミーという表現もありますが、簡単に言うと...フォームが悪いとそれを補うために使わなくても良い筋肉を使います。一般的に左右にブレたり、上下動が大きいという事ですね。そうすると同じスピードで同じ距離を走ってみるとフォームが悪いと、筋力を多く使い、酸素をたくさん使うことになります。

同じペースで走っても、「使う酸素が少ない」= 「良いフォームで楽に走れる」ということですね。

そして、もう一つ重要なポイントはLT(乳酸性閾値)。LTのスピードが基本で、ここからフォームによる無駄がマイナスされるということ。
LTレベルのトレーニングを中心に行って、持久力を向上させることが大切ということが改めて確認されました!
見た目のスピードを上げるのではなく、身体の中で起きている代謝のレベルを上げるという事がポイント。乳酸が急激に上がる体にかかる負荷(運動強度)が、パフォーマンス向上のカギという事です。
最大努力で最大酸素摂取量を上げるトレーニングではなく、LTレベルですよ!!

※1 LTとは:
運動の強度が徐々に上がると、使うエネルギーの割合が脂肪優位だったものが、徐々に糖質を使うようになって行きます。糖質を使うとその副産物として乳酸が産出されます。
乳酸もエネルギーとして使うことができるのですが、体内の乳酸濃度が高くなると運動を長く続けられなくなります。
ある強度で急激に乳酸の産出が多くなるポイントがあり、乳酸をエネルギーとして使う量より体内の濃度が高まってしまう強度に変わって行きます。そこを乳酸生閾値(Lactate Treshhold)と言い、頭文字をとってLTと呼ばれています。

※2 酸素摂取量とは:
ヒトは生きてゆくために酸素が必要です。身体を動かすには酸素を使って脂肪や糖を分解してエネルギーにしています。
運動の強度が高くなったり、長く運動を続けると酸素をたくさん利用します。体力が向上して行くと酸素を使う能力が高まります。この酸素をたくさん取り入れて使う能力の指標として、酸素摂取量が使われます。通常はマスクを着用して呼気ガスを分析して測定しますが、心拍数などから酸素摂取量を予測することも多くあります。
最大酸素摂取量(Vo2max)は、1分間に酸素をどれだけ多く摂取できるかという指標です。

持久系スポーツのパフォーマンスが高い人は最大酸素摂取量が高いのですが、レースでのパフォーマンスはLTの方が大切です。同じ最大酸素摂取量の人でもLTの差でパフォーマンスが違います。
LTレベルのトレーニングを中心に続けることで、LTレベルは向上して行きます!

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