nakaji tips「塵も積もれば、スピードが変わる(Run)」
ランニングのスピードは「ストライド(歩幅)xピッチ(回転数)」で決まります。
スピードを決める要素は3種目とも同じなのですが...
スイム:ピッチ(腕の回転数)x ヒト掻きで進む距離
バイク:ケイデンス(ペダル回転数) x トルク
ラン:ピッチ(脚の回転数) x ストライド(歩幅)
この中で今回はランのお話
ストライド2m/歩で180歩/分の人は、1分間に360m進む。
1時間走ると約21kmになり、フルマラソンを2時間くらいで走れるという計算。
世界記録を狙う方は、これを参考にしてください(笑)
ピッチは、170~185歩/分の人がほとんどですが、中には200歩/分の人もいたり、165歩/分の人がいたりします。
ピッチを大きく変化することは難しいらしく、その人に特有のリズムがあって、170の人を185とか190にすることは困難な変化のようですが、走りはじめは185歩/分で、疲れてくると180になってしまうのを維持するとか、175歩/分を180歩/分に増やす努力をするのは狙えるようです。
■かなりの回数です
一般的にフルマラソンを4時間前後で走る方々の歩幅は、上記の計算から1m前後。
ということは、42000回もジャンプと着地を繰り返すということになります。
月間100kmを走る人は、100,000回ということになりますね。
かなりの負荷が体にかかることがわかります。
更に!股関節の動きが悪くて、左右に2cmのブレが生じているとしましょう。2cmのブレは一般的にパッとみてわからない程度です。
そんなレベルのブレでも、フルマラソンを走ると横方向のブレを合計すると800m。
これってかなりの無駄なストレスですね。
今、小さなブレがある方は、これを治せばパフォーマンスが大きく改善します。
逆に機械の金属疲労と同じように、細かい振動や負荷が骨や靱帯に続けて加わると、その部分は損傷して壊れてしまいます。
■ケガの予防・パフォーマンス向上に!
金属疲労と同じように、目に見えないような小さな負荷でも塵も積もれば大きな負荷になります。効率を上げて、楽に走れるようになることが可能です。
できるだけフォームを良くしたり、インソール使ったり、ストレッチングしたり、ドリルしたりして小さなムダをなくす努力をしてください。
一般的に大きな力が加わる骨折もあれば、疲労骨折のように小さなストレスが加わり続けることで起きるケガもあります。
パフォーマンス向上、ケガの予防を目的に、トライアスロンのシーズンオフにしっかりランニングのフォームを見直してみましょう!
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