nakaji tips「10年後にトライアスロンを楽しめてますか?」
10年後に元気にトライアスロンを楽しめてますか?
写真は、2015年の世界デュアスロン選手権エイジグループの70歳のスタート直前。
お互いに握手をしている姿がカッコイイな...と思って撮った写真です。
先日、シカゴマラソンにお仕事で行きました。
その際に80歳の方がツアーの中にいらっしゃって、エイジグループ世界選手権に出場されました。
みなさん、80歳になってもトライアスロンを楽しめてますか?
トライアスロン界には稲田さんという90歳でもアイアンマンに出場するような怪物もいます。
なので、年齢を理由に「できない」という事は言えなくなってしまいましたね。
■すり減るよ!
私の勝手な理論ですが、「人は擦り減る」と思っています。
ハードなトレーニングを続けると、心と体が徐々にすり減ってしまい、スポーツができなくなったりします。
日本のスポーツ界はどの種目でも、ジュニア期に世界のトップクラスにいて、徐々に追い越され、大人になると下の方に位置してしまう傾向にあります。
始めた頃に頑張りすぎてしまう擦り減るスピードが速くなり、大人になった時には、怪我をしてしまったりしまうのです。
マラソンでタイムばかりを狙い、サブ4、サブ3.5とかなり頑張ってた人が、ある日ピタッと辞めてしまう。
トライアスロンを始めて、最初はスプリントからスタートするものの、1~2年でミドル、ロングと距離を伸ばして、ロングを完走した瞬間でピタッと辞めてしまうなんて人を多く見ています。これは心がすり減ってしまったパターン。
同じように、一気にタイム、距離を伸ばし続け、股関節、膝を壊してしまい、物理的に走れなくなってしまった方も...。急激な負荷に対して、身体が擦り減ってしまったパターンですね。
■身体と心の声を聞いて!
トライアスロンをはじめよう!なんて思う人は、真面目な方、頑張り屋さんが多い。
なので、モチベーションが高く、どんどん先を急いでしまいがちです。
達成感を感じることも大切な事なのですが、是非長く楽しみ続けるという事も頭の片隅に置いてスポーツに向き合っていただけると良いと思っています。
さて、10年後、20年後、どこにも問題がなく、元気に歩き回って、自転車乗ったり、走ったりすることができていますかね?
レースシーズンも終盤になります。来年の計画を考えつつ、ちょっと先の事も考えてみてください。
私は、子供の頃からサッカーをまあまあ真面目にやり、手術をするようなケガも3回ほど...。そして、トライアスロンを始めてから30年以上になります。
人よりケアをしているつもりでしたが、最近では、MTBコース整備での肉体労働(笑)も加わって、とうとう腰や膝に問題が出てしまいました。
一生懸命リハビリをしておりますが、まだまだ元気に走りたいと思っています。
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