nakaji tips「下半身を浮かせるためには」
スイムで下半身を浮かせるためのポイントの一つをお伝えします!
壁を蹴らず、その場で足を浮かすことができますか?
まずは↓の画像をクリックして動画を見てください。
壁を蹴らず、前にも進まずその場で、下半身を浮かせたり、沈めたりしています。
「どうやって動かしていると思いますか?」とこの動画を見た人に聞いてみると「背筋?体幹の力?」という声が上がるのですが、何をしていると思いますか?
これをやっているのは、湘南ベルマーレトライアスロンチームの中込コーチです。競泳出身ですが、身体も大きくなく、80年代、90年代とトップアスリートとして長く日本のトライアスロンを引っ張っておりました。筋力トレーニングをさせても、あんまり変わらなかったような選手でしたが、動きのセンスはとても良く、効率良い動きを武器として活躍した選手でした。
■答えは...
肩甲骨を上下に動かしているだけなんです。
肩甲骨の挙上(首をすくめるような動作)をすると下半身は沈み、肩甲骨を下げる(首を長くする)動作をすると下半身が浮いてきます。
簡単に書きましたが、手を挙げて肩甲骨を上下に動かすのって少し難しいんです。しかも、泳いでいる最中の動作はもっと難しくなる。
「難しい」「わからない」と諦めては効率よく泳ぐ事はできませんので、根気よくまずは陸上で鏡を見ながら動かしてみてください。
肩の柔軟性、背中、腰の柔軟性や骨盤の位置も関係しているので、肩甲骨だけでは浮かないかもしれませんが、肩甲骨を下げるだけで、下半身は浮く方向に動きます。
大きな実感は得られなくても、「動きを習得させよう!」という意識を高く持って、時間を見つけて鏡の前で実践してみてください。
■プッシュと同時に肩甲骨を下げて寄せる!
泳いでいて、肩甲骨が上がった状態でリカバリーをすると肩がスムーズに動かないので、体がクネクネと動いてしまいロスになりますので、肩甲骨を下げようとする意識は大切です。
しっかりと最後までプッシュをしたと同時に、肩甲骨を下げて寄せる動作をすると意識しやすいですし、体幹を上手に使って泳ぐ方法を習得しやすいと思います。
これも陸上で動き作りをすると効果を期待できます。オフシーズンにじっくりやってみませんか?
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