nakaji tips「ピッチャーの肘」
トライアスロンと関係ないタイトルと思われたかもしれませんが、強引に繋げます笑
この瞬間の写真を探すのが大変でした...。
プロの選手は、もっと肘が前に出て、肘から先にあるボールを持つ手は最後に出てきます。この写真でもお分かりだと思いますが、肘には相当な捻りのストレスがかかり、靭帯が引っ張られます。上の写真の瞬間に肘の内側が引っ張られます。
大谷選手は、160km/hの球を100球近くも投げ続けるので、靭帯には大きなストレスが繰り返しかかり、少しずつキズがついていき、修復される前に次の登板...という状態だったのだと思います。一発でブチっと切れるのではなく、繊維が徐々に切れて行ったという感じだと予想します。
大谷選手は、前回の怪我でフォームや身体の使い方、身体各部位の筋力、協調性に注目してたので、疲労、大きなパワーに靭帯がついていけなかった...というのが大きな理由だと私は考えています。まあ、世界レベルの競技ですので、半端ないパワーですから!
■足の位置でも負担が変わる
様々な研究が進み、前に出した足の位置のズレ、肘の高さ、腰の向き、肩甲骨の柔軟性などなど、肘や肩から遠いところの動作が肘や肩のケガに関係すると言われています。
大きな力を発揮し、スピードのある球を投げる事にも影響があるとのことです。
速い球を投げるためには、良いフォームで投げなければいけないということですね。
さて、ランニングに強引に繋げますが、
首や頭の位置、肩甲骨の柔軟性、姿勢がランニングのパフォーマンスやケガに大きな影響を与えます。
例えば、ランニングのケガの中で復帰までに時間がかかると言われる腸脛靭帯炎の原因の一つとして、痛めた膝と反対の腰の位置が適切でなかったり、膝から下の微妙な捻り(内旋)が原因の一つと言われています。
■チリも積もれば..
ほんの小さな無駄な動きでも、回数が増えれば大きな負担になります。
針金をクネクネとずーっと折り曲げていると、熱をもち、最後はポキッと折れてしまいますね。それと同じ様な事が身体の中でも起きてしまっています。
10kmも走れば、1万回前後着地をします。脚にかかる負担は体重の3~4倍とも言われています。決して小さな負荷ではないですね。
■小さな無駄を逃すな!
そして、私の話なのですが、膝の痛みに半年ほど悩まされています。
理学療法士さんとその原因を探しています。
動画で撮影して、コマ送りで見てみないとわからない"膝が外にブレる"動作が原因なのですが、それを治す方法をアレコレ試しています。
腸脛靭帯炎の膝下の捻りなども同様に、コマ送りでなければわからない様な動作です。
私の場合、腰、股関節が原因だという事で、必死に動きを改善するためのリハビリを行なっております。
動画を撮影して、専門家に見てもらうって大切な事だと改めて感じています。
また、そんなプログラムを作りますね。
大谷選手が前回の手術の後に徹底的に取り組んだ動きの改善のように、フォームをよくすることはとても大切。怪我の予防だけでなく、パフォーマンス向上にも大きな効果があります。
そして、疲労をしっかり回復させることも大切。疲労が残ると無駄な動きがあるところに負担が集中します。ストレッチングで筋肉、関節が適切に動くようにしましょう。
何よりも大切なのが、フォームを良くしようとすること、ストレッチングをすることなどを継続して行うこと!これが一番大切。
長くトップで活躍する選手の特徴は、ケアに時間をかけて、それを継続してる人です。
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