nakaji tips「水をかけて!拭う!」
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汗が皮膚の上に玉になってるのを見たことがありますよね?
(この写真はちょっと不自然なので、霧吹きでかけた疑惑...有料の写真素材)
「汗をかく」の「かく」を漢字で"書く"と「掻く」という漢字を使うらしく、「掻く」には「好ましくないものを表面に出す」という表現で使われたとのこと...(ネットの情報です)。今日はひらがなで"書く"事にします。
さて、汗の最大の仕事は、体温を下げる事。
汗をかく事で汗は仕事をするわけでなく、汗が蒸発する時の気化熱でその役割を果たします。
写真のような「水」の状態では、蒸発しにくいので、熱を蒸発しやすい状況にしてあげる必要があります。
■ 汗を手で拭う
ランニング中に顔や腕に流れてる汗や玉になっている汗がある場合、走りながら手でそれらを拭う事で、水分が薄く広がり、蒸発しやすくなり、一瞬ヒヤッと感じたりします。
自ら動いて空気の流れを作っているので、蒸発もしやすいと思います。
■ 熱放散の仕組みを考えると身体にかける!
ヒトの身体に限らず、熱放散には、 [ 対流 / 伝導 / 輻射 / 蒸発 ]があります。
[ 対流 ] は、身体の周りに流体があれば熱が奪われる事です。
[ 伝導 ]は、体温より低温の物質に接していれば熱が低温側に移動します。
[ 輻射 ] は、電磁波の形で熱を放散すること。
[ 蒸発 ]は先ほど説明した気化熱によるものです。
さて、これらをなんとなく見ていると
「日焼けをしたくない」という問題を除くと...
できるだけ皮膚を覆う面積を減らす事で、熱が身体の外にあるものに出されるという事がわかりますね。ウェア選びは暑さ対策に重要です。
また、冷たい水をかけることで、伝導、対流により身体を冷やすことができます。そして、皮膚の上に残った水は、手で拭うと蒸発しやすくなります。
冷たいものを飲み過ぎると胃への負担が増えてパフォーマンスが落ちるという説もあります。
エイドステーションでもらった冷たい水は、身体にかけた方が良く、前のエイドステーションでもらったものを飲むようにすると良いかもしれません。
ウェア選び
水をかける
手で拭う
を暑い日のレース、トレーニングで意識してみてください
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