nakaji tips「そりゃ脳も疲れるよ」
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スポーツ中の疲労は筋肉を中心とする疲労だけでなく、アタマも疲れます。
■脳のエネルギーは糖質!
高いパフォーマンスを産むために必要なエネルギーの糖質は脳のエネルギーとしても使われます。筋肉で使うことよりも脳で使うことが優先されます。
多くの糖質を運動で使っていると「脳で使う分が足りなくなる」という制御反応が起きてしまいます。これは自分でもどうにもならない...。
運動強度(走るスピード)をコントロールして、必要な分のエネルギーを摂取して、脳の自己制御反応が出ないようにしましょう。
■身体を使ってるぞ!という信号
皮膚に"何かが触れる"とそれ感じますね。関節を曲げると"どれくらい曲がってる"というのも感じますね。それだけでなく、筋肉の中でどんなエネルギーが使われているのか?どれくらい疲労しているのか?などなど、身体の中で「今何が起きてる?」という感覚を脳に報告する感覚受容器が無数にあります。
筋肉を使って、筋肉の繊維同士が擦れて、繊維に傷がつくこともその代謝産物などで感じることができています。
運動中は、「お前疲れることしてるぞ!」という報告が全身から脳に送られます。
そりゃ、脳も疲れますね...。
■神経伝達に必要な物質も使いまくる
長時間の運動で神経系のシナプス伝達物質や神経系内のエネルギー供給が枯渇してしまいます。
筋肉を動かすエネルギーと神経を使うためのエネルギーも同じなので、糖質の補給をしっかり行うだけでなく、カルシウムを代表とするミネラルやアミノ酸など神経伝達や精神的なストレスをコントロールするために使われる栄養分もレース中に摂取するようにしましょう!
中枢性の疲労は、「疲れた」と思わせるだけでなく、集中力ややる気を低下させてしまいます。
やる気だけだったら良いのですが、集中力の低下はケガにつながる可能性が大きくなります。
集中力の低下により、フォームが崩れて、関節や筋への負担が増えるだけでなく、落車、転倒のリスクも大きくなります。
ペースコントロール、栄養補給、さらに前日までの睡眠や休養をしっかりコントロールして良い状態でレースやトレーニングに臨みましょう!
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