nakaji tips「最大酸素摂取量をあげる方法」
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持久系のトップアスリートは最大酸素摂取量(VO₂MAX)が高い!
これを元にいろんなデバイスで「最大酸素摂取量」を指標に使って、一般愛好者の体力レベルを評価していますね。
ポイントは"最大"という言葉...
"最大"なので、ゼェゼェするようなハードワークをしないと数字が上がらないという発想になってしまいます。
実は、そうでもないんです...。
「運動中に身体で酸素を消費できる」 = 「 有酸素運動能力が高い」
ということで、酸素摂取量が運動強度や持久系の運動能力の指標となっています。
酸素摂取量を決めるのは、筋肉で酸素をどれだけ使えるか?という事
1) 呼吸をして酸素を取り込み
2) 肺で酸素を血液に送り込み
3) 血液が十分に筋肉に運び
4) 筋肉でしっかり酸素を使う
この4つが大切。
この4つのことを改善するために
1) 呼吸が浅くては酸素を取り込めないので、良い姿勢で胸を開いて走りましょう!
2) 血中のヘモグロビンが少ないと酸素を運搬できないので、鉄分をしっかり摂りましょう
3) 毛細血管が少ないと筋肉に行き渡らないので、ゆっくり長く走って毛細血管を増やしましょう
4) ミトコンドリアが少ないと酸素を使えないので、LTレベルで走ってミトコンドリアを活性化させましょう。
以上のように、最大努力のハードワークというより、ゆっくり長く走って基礎を作ることの方が大切だったりします。
トライアスロンやマラソンで、最大努力で走り続けることなんて、ラストスパートくらいで、あとは、LT前後の強度です。最大酸素摂取量よりLTレベルをあげることが本当は大切。
実は、LTレベルが上がるトレーニングをすると、最大酸素摂取量も上がるんです。
たまに最大努力をするようなインターバルやタイムトライアルを入れることで、ラストスパートでしっかり出し切れるような体力もついてきます。
LTレベルのトレーニングもまあまあツラいので、結局は意識高く走らないといけませんね!
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