nakaji tips「歩く・走るの違いを理解してランのレベルアップを!」
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"歩き"はどちらか片足が常に地面についている
"走る"は両足が地面から浮いている時間がある
両足が地面から浮くということは、ジャンプですね。
片足のジャンプを交互に行うことです。
「歩きと走りの違いはなんでしょう?」と質問をするとこの答えが帰ってきます。
陸上の競歩も片足が地面についていることがルールですね。
しかし!!
この動作が身体に染み付いているので、ランニングに悪影響を及ぼしている人が多いのです!!
(↑↑悪いことではない。歩くと走るの脚の動作が別として動かすことが大切!)
■姿勢や股関節の動きはほぼ一緒
美しく歩くためのアドバイスを聞いていると、ほとんどランニングと同じアドバイスをしています。
耳、肩、腰、膝のお皿の淵、足首の前を結ぶ線が一直線になっていて、
腹圧を高め、肩甲骨を動かし、腰を反らせ過ぎない...などなど
ほぼ一緒です。
ですので、日常生活で通勤、買い物などの歩行動作を綺麗にするように意識することは、ランニングのレベルアップに大きな効果をもたらしてくれます。
■一番違うところ
足の動きです。
足首から下の"シューズ、靴下を履いている部分"の[ 足 ]の動きに注目してみましょう。
足を前に降り出して、そのまま地面に着地させるのは"歩く"動作。
しかし、ランニングは、足を前に降り出した後に、少し手前に戻して着地させるのが"走る"動作です。
足を前に出したまま着地すると重心から離れた位置で着地し、地面反力は後方に向かってしまいます。
これは太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)に負荷をかけてしまいますし、必ずではありませんが、重心が落ちやすい走り方になってしまいます。
歩くことも本当はそうなのですが、足を前に移動させることに意識をするのではなく、重心を移動させることに意識を集中させると良いと思います。
■ランニングの足の動きを分解!
""そんなこと言われてもわからない""という方も多いと思いますので、もう少し詳しく説明したいと思います。言葉だけで説明しますので、みなさんもイメージをしっかりしてくださいね。
1) 足が地面から離れたあと、太ももが前に振り出される動きに引っ張られ、膝から下前に振り出されます。
2) 太ももを素早く前に振り出そうとすると、その勢いで膝が曲がります。
(膝から下に力が入っている人は、曲がらずに伸びたまま前に振り出しているようです)
3) 前に振り出した太ももがある程度の高さで止まります。
4) 太ももが止まったことによる勢いで、膝から下が前に出ます。
*このまま着地すると前述のような状況になります。
5) 膝から下は、前に降り出された勢いの後、元に振り戻されます。
6) 振り戻されたのを待ってから、太ももを振り下ろして着地します。
さあ、わかりましたか?
5)-6)の部分が歩く動作にはなく、ランニングに必要な動作です。
この5)-6) の動作を行うには、太ももがある程度の高さまで上げられていて、膝から下が戻るまで空中で待ってなければいけません。
そして、1)~6)を確認していただく、膝から下の動きは全て太ももの動きにより「振り出され」、「振り戻され」ています。膝から上の動作だけに意識をして、膝から下がリラックスしていれば、太ももの動きの勢いで正しい動きが引き出されます!
膝から下はブラブラとリラックスさせるようなつもりで走るようにすると良いでしょう。
コーチから「身体の真下に着地して!」とアドバイスを受けると思いますが、これができれば、そのアドバイス通りの動きになります!!
動画を撮影して自分の動きをチェックしてみてください!!
■ランニング:動画によるフォームチェック(10名限定)
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