nakaji tips「休憩は悪?」
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数年前、宮古島大会のバイクパートでお腹が痛くなり、トイレで5分ほど座ることに...。
その後、お腹だけでなく全身の調子が良くなって、トイレに行く前に周りにいたと思われる人たちをパスして、どんどん順位を上げた経験があります。
その時、あるトップアスリートが「IRONMANでペナルティを受け、しばらく休んだら、いつもよりタイムが良かった!」と話をしていたのを思い出しました。
また、バイクのトレーニング中、ハードなトレーニングをする区間だったのですが、腰が痛いのを我慢せず、止まって腰を伸ばしたり、捻ったりしたら、その後の坂道をかなりハードに、そして効かせたい部位をしっかり使って走る事ができました。止まったことでトレーニング効率が上がりました!
持久力向上、精神力向上、達成感には続けることも大切なのですが、痛みがあったり、動かすべき部分がよく動かなかったり、または、水分が足りない、エネルギーが足りないと言う時には積極的に休憩をとった方がトレーニング効果が高まりますし、ロングのレースでも、2~3分休んだ方が良い結果になったりします。
■コンビニ休憩
バイクのロングライド、ランのLSDなど長時間のトレーニングでは、エネルギー補給もしっかり行いましょう。脂肪を使いやすい身体にするためのトレーニング効果を狙うために、空腹時にトレーニングをすると言う意見もありますが、糖質が減りすぎるとリカバリーがかなり遅れてしまいます。
リカバリーが遅れてしまうと、次のトレーニングや日常生活に悪影響を与えてしまいます。
ハンガーノックになった事がある方は、翌日のあの半端ない疲労感を覚えているかと思います。下手したら2~3日かかりますね。
コンビニ休憩ではなくても、途中でエネルギー補給をして、トレーニング終了直後から疲労回復が効率良く行われるようにしてくださいね。
私はバイクライド中のコンビニ休憩が大好きです!
■代償動作を防ぐ
腰が痛い、股関節が硬い....。
動きが悪くなるような気がしたら、立ち止まってストレッチなどで動きを整えて走り始めた方が良いでしょう。
動きが悪い状況でトレーニングを続けると、その動きの悪さや痛みを代償する動作ができてしまいます。代償動作は、本来動く必要のない部分を動かすことになり、余分な疲労や怪我につながるだけでなく、その代償動作を身体が覚えてしまい、常に効率悪い動作で走ることになる恐れもあります。
大きな怪我をして、長い期間足をかばう歩き方をしていた人が、怪我が治ってもその歩き方になってしまうのと同じですね。
■水道があるルート
バイクのトレーニングにコンビニやお店があるルートを選んだりするのと同じように、暑い時期は、ランニングのトレーニングにも水道があるルートを選んだり、日陰が多いルートを選んだりしましょう。暑さに慣れることも大切ですが、途中で頭から水を被り、必要のないストレスを避けることはもっと大切です。
必要のないストレスをできるだけ避けて、良い動きを続けることが大切なことですね。
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