nakaji tips 「うまくならない理由とは(記事の紹介)」
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■「やらされる練習」でうまくならない理由
スポーツ指導者向けのサイト「TORCH 」( https://torch-sports.jp/ ) にあった記事ですが、
「やらされる練習」でうまくならない理由とは --脳の仕組みを理解する--
と言うタイトルで、とても良い事が書いてあったので、そのままそのサイトを紹介したいと思います。
まず、私が注目した部分は、
練習は「修正・改善」のために行うもの
と言う段落の本文中にある「つまり、運動は「失敗しない」限り、うまくなっていかないのです。」と言う部分です。
フォーミング、ドリル、動き作りのトレーニングで、うまくできないとすぐに諦めてしまう人をよく見かけます。ドリルは、「うまくできない」「なんか変?」という "気持ち悪さ"を感じ続けることで、それを修正しようという反応が自然に出てきます。
この段落の冒頭にある「そのうち修正した回数は何回なのか?」と言う部分も重要で、何本、何回やったか?ではなく、修正した回数は何回?と言う事ですね。
トライアスロンに置き換えると「何km走ったか?」ではなく、「何km適切な強度で、理想のフォームを意識して走ったか?」と言う事が大切ですね。
■ランニングやバイクライド、スイム中に
「あの信号までは、右足の着地位置に意識を集中しよう。そして、次の信号までは、左足の振り出しに集中しよう」などただ漠然と走り続けるのではなく、動きや強度に意識を集中させて走り続けることで、動きの修正は可能です。
良いアドバイスを受け、良い選手の動画を見てイメージを作り、その意識で動かし続けることもポイントです。
■「なぜその練習をするのか」を考え抜く
この段落には「同じ薬でもある人には有益に、別の人には害になるように、どんなに優れた練習やトレーニングも、それらを人に適用した時に「強くなるケース」と「弱くなるケース」が生じます。選手は「なぜこの練習をするのか」、指導者は「なぜこの練習を提案するのか」、理由を可能な限り明確にしながらレベルアップを図ってほしいと思います。」と書かれています。
SNSなど情報が多い中、パッと目にした情報に飛びついて、「本当に自分に合っているのか?」を考えずにトレーニングしている人も多いようです。
以前のコラムで紹介したフォアフット着地の話題が流行した後に、ふくらはぎの肉離れが増えた例などもこれに当てはまります。これも自身で判断することは難しいのですが、自分の動きに常に意識をし続けていれば、適切な動きもわかってくるでしょう。スクールのコーチに相談するのも良いと思います。
■イメージ作り
競技力が高いのには、その理由があります。どのスポーツにも共通した動きの良さがあります。
スーッと走る。パンっと地面を蹴る。グィっとペダルを踏む。長嶋茂雄さんが使うような音も全て良い動きの理由があります。それがどんな言葉で説明できるのか?というテーマで中継を見るのも良いと思います。修正するためには、良いイメージが必要です。そして、そのイメージがより具体的になると体に浸み込みやすくなります。そんな事を考えながら動画をみてください。
と言うことで、記事は下記のUR Lから!
「やらされる練習」でうまくならない理由とは --脳の仕組みを理解する--
( https://torch-sports.jp/article/cannot-learn-by-forced-training )