本当は、オリンピアン庭田清美がこの原稿を作成するはずだったのですが、オーストラリア代表のスタッフとして活動が忙しくなってしまいましたので、中島が担当します。
庭田は、オーストラリアを拠点としてトレーニングしており、その時のコーチの息子(元世界チャンピオン)は、現在のオーストラリア協会の会長をしており、そこからの依頼です。裏方としてオリンピックに関わっております。
いよいよ東京2020も開幕ですね!!
トライアスロン競技の日程は、男子26日、女子27日ともに早朝6:30スタート。
そして、混合リレーは31日7:30スタート。どれもNHKのBSもしくは総合で放送予定です。
テレビ観戦をより楽しくするために、ポイントをいくつかお伝えしたいと思います!
皆さんが行うレースとは違い、エリートレースは、バイクでの集団走行が認められています。
バイクは集団で走る場合と個人で走る場合では、空気抵抗の影響で差が大きく開く可能性が大きいため、スイムで前方に位置して集団でバイクを終えてランスタートまでに良いポジションにいることが大切です。
スイムのスタートは横一線です。最初のブイに向かって泳ぎますので、徐々に幅が狭くなります。第一ブイを曲がると縦長の列になってしまうため、第一ブイに到達するまでにより良いポジションでいないと前が詰まってしまって、先頭からのタイム差が大きく開いてしまいます。
スイムを得意とする選手が飛び出て、後続を引き離そうとします。スタート直後は、その選手に向かって後ろに着こうとするので、いくつかの集団ができ、それがブイの直前に合わさることになると思います。
ちなみに、先頭の選手は、400mを4分前後の泳力です。
スイムでのドラフティング(すぐ後ろに着くこと)は、バイクよりも効果があると言われています。後方について流れに乗って泳ぐことがうまい選手もいます。
今回のコースは、1km泳いで2周目は500mというコース。
ブイを回った直後、2周目に入るタイミングで差がつきやすいので、先行して逃げたい選手、なんとか集団についていきたい選手、どの選手もスイムは全速力で泳いでいます。
バイクは、集団走行が認められています。
ただ、集団の中で「サボり気味」「バイクが弱い」選手がいると集団のスピードが上がりにくくなります。
ライバル同士ですが、風の抵抗を大きく受ける先頭を交代をして、みんながリスクを分け合って集団のスピードをあげてランスタートまでに後続との差を開けておきたいところですが、その中の誰かが、それに同調しないと集団のスピードは落ちてしまいます。
4~5名の集団が理想です。
特に今回のようにコーナー、折り返しが多いコースでは、集団が大きくなると、その集団走行の効果が薄れてしまいます。5kmの周回コースで、一番長い直線で1km程度で、それが2箇所。あとは、「加速して減速して曲がる」必要があります。おそらく、テレビを見ていて、ダンシング(立ち漕ぎ)をする映像を見ることが多くなると思います。
コーナーを曲がるテクニック、加速、減速がうまい選手がどの集団に属するのか?でバイクのタイムが大きく変わると思います。
コーナーや折り返しでは、前の選手のブレーキや集団の選手がインコースに入ってくるので、縦長になります。集団の後ろにいる選手は、前にいる選手よりブレーキを強くかけなければならず、スピードも遅くなります。縦長で減速した状態から前方にいる選手に追いつく必要があるため、コーナーの立ち上がりは、かなりハードなペダリングをしないと集団から離れてしまいます。集団の人数によりますが、今回のコースでは、大きな集団の後方で風を受けずに楽をしているような選手も、結果的に脚への負担が大きくなる可能性もあります。バイクが得意な選手が、そうでない選手を引き摺り回すような展開になると思います。
バイクコースの西側では、コーナーから立ち上がりを繰り返し、プロムナード公園に上がるところは少し上り坂、そのあとは緩い下りでスピードが出やすいというコースです。
メイン会場から出たあとに、できるだけ集団の前方に位置することで、無駄な体力を使わなずに走ることができると思います。
ランは、フラットなコース。
6:30スタートといってもかなり気温が上がっていると思います。タフな環境で、バイクで効率よくレースを進められた選手が軽快に走ることができると思います。
欧米人は、高温多湿環境に弱い選手が多く、逆に日本人は強いと言われています。アスロニア庭田清美コーチが出場した北京オリンピックでは、高温多湿の環境下で粘って9位、井出選手が5位と日本人選手が上位に食い込みました。ただ、各国暑さ対策に重点を置いて、サウナの中でローラーやトレッドミルでトレーニングをさせるなど暑熱馴化を十分に行っています。その効果がどれくらいあるのか?後半の走りに注目したいと思います。
トライアスロンは自らが楽しむスポーツがメインですが、今回は見て楽しんでください!
高橋侑子選手は、ポルトガルに拠点を置いてハードな(メニューを聞いたら半端ない)トレーニングを積んできました。彼女は高校生から日本を代表する選手として活躍を続けていました。表情を変えずに、淡々とレースをしていきますが、ちょっと暑さに弱い...。
岸本新菜と小田倉真は、私が大学のコーチをしてた時の学生だった選手。二人とも急成長で、今回の出場切符を得ました。
今、中島が滞在している志賀高原でハードなトレーニングを泣きながら行ってました笑。小田倉もちょっと暑さに弱い...。
ニナー選手は、この4月に帰化して国籍を取得。身体を見てわかるようにパワフルな動きを楽しませてくれます。
男 子 7月26日(月)6:30~
女 子 7月27日(火)6:30~
混合リレー 7月31日(土)7:30~
みなさんでテレビの前で日本代表を応援しましょう!!
2022.05.06 |
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