nakaji tips「MTB出身の選手は速い」
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■ツールやIRONMANでも
ツールドフランスの強豪選手、IRONMANでバイクの得意な選手のうちMTB出身選手がとても多いのご存知ですか?
技術的に優れているし、MTBは上りはハード、下りでも結構心拍が上がったりするので、トレーニングとしてもかなり良い効果をもたらしてくれます。
私のチームでは、選手たちには嫌な顔をされましたが、MTBやトレランを積極的にトレーニングに組み込んでいました。自分が好きだから...ではないですよ!
舗装路を走ってると多少バランスが悪くても路面とシューズ、タイヤはしっかり固定されているので前に進むことができるんです。効率が悪くても、とりあえず前方に進むことができる!
しかし、不整地はそうもいかない...
■路面に伝わる力を感じる
自転車に乗って、ペダルにグイッと力を伝えると前に進みます。
でも、これって必要以上の力をペダルに加えてしまって、無駄を生んでいる可能性があります。
逆に加えすぎた力は、反作用として戻ってきて、筋肉にダメージを与えることもあるんです。
不整地でガムシャラに力を入れると後輪が滑って前に進まなくなることがあります。上の写真のような急な坂道、路面は赤土という環境では、タイヤが路面にしっかり食いついて前に進むための力が地面に加わっているのを感じながらペダリングしなければなりません。
これを繰り返していると坂道を登るために必要な力を調節してペダルに力を与えられるようになります。
MTBに乗った数日後にロードバイクに乗ると、坂道でのペダリングがスムーズにできていることを感じることができます。
私は週に1回程度MTBに乗っています(コースを作っているので)。
■下りも上手に
一般道の下りは曲がりやすいようにカーブが作られています。林道になると地形に合わせて作らないといけないので、多少急なカーブがありますが、舗装路してある林道は、クルマが曲がることができるように作られています。
しかし、MTBは路面に石や木の根があったり、地形によって急なカーブがあったりします。
最初は恐る恐るでも良いので、それらにチャレンジしていくと身体が徐々に自然に適応してくれて、上手に下ることができるようになっていきます。
そんな技術を手に入れてしまえば、舗装路の下りなんて楽勝!!
自転車に乗っていて、クルマが脇の小道から飛び出てきても、落車せずに避けることができた時は、MTBをやっていて良かったと思うことがあります。
ぜひMTBにもチャレンジしてみてください!
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