tri tips 2025 「最強のスタート」はウェットスーツで決まる!(③なぜ新品オーダーメイドが最強なのか?)
※このコラムは「感覚ではなく数字が証明したウェットスーツの威力」シリーズ第3回・最終回です。
みなさま、ここまでお読みいただきありがとうございます!
今回はいよいよ、シリーズの総まとめ。
「オーダーメイドはいい」とは感覚でわかっていたものの、なぜそれが「新品」だとさらに最強になるのか?
そして、ウェットスーツは"永遠に使えるものではない"という事実についてもお伝えします。
◆3〜4年経過すると、何が起きるのか?
今回の実験では、オーダーメイドウェットスーツでも「新品」と「3〜4年使用品」で比較しました。
実験結果の一部
・血中乳酸濃度(15分スイム後)
→ 新品:6.1 mmol/l 旧品:7.1 mmol/l
・最大心拍数
→ 新品:139 bpm 旧品:141 bpm
数値の差はわずかですが、実際に泳いだ感覚としても、
「新品の方が、より楽に、よりスムーズに泳げた」という声が上がりました。
◆なぜウェットスーツは劣化するのか?
ウェットスーツの素材であるゴム(ネオプレン)は、時間と共に気泡が潰れること単純な劣化により弾力が低下し、伸縮性や密着性が失われていきます。
これによって、
・浮力の低下
・フィット感の微妙なズレ
・水の侵入リスクの増加
などが起き、結果としてスイムパフォーマンスにじわじわと悪影響が出てくるのです。
見た目に大きな傷みがなくても、性能は確実に落ちているというわけですね。
◆「新品オーダーメイド」がもたらす3つのメリット
改めて、実験を通じて見えてきた
新品のオーダーメイドウェットスーツが最強な理由をまとめます。
1. 完璧なフィット感で、推進力を最大化!
肩・首・体幹のホールドが絶妙に決まり、力をロスせず最後まで前へ進める。
2. 最小限のエネルギー消費で、バイク&ランに余力を残せる!
心拍数・乳酸濃度のデータが示す通り、エネルギー温存効果は明確。
3. スタートからフィニッシュまで、気持ちよくレースに集中できる!
ストレスフリーのフィット感が、メンタル面にも大きなプラス効果をもたらす。
◆総括:「スイムの最適化」が、トライアスロン全体を変える
今回の実験を通じて改めて感じたのは、スイムを最適化することが、バイク・ラン、さらにはレース全体に直結するということ。
トライアスロンは3種目の総合勝負ですが、最初のスイムで無駄なエネルギーを使わないことが、後半勝負の鍵になるのです。
◆次のレースに向けて、あなたはどちらを選びますか?
・既製品で「まあまあ」のフィット感で頑張るか
・オーダーメイドで自分だけの武器をまとい、最高のスタートを切るか
答えはきっと、もう決まっているはずです。
世界に一着、自分だけのウェットスーツ。
新しいシーズン、新しい自分を手に入れましょう!
ウェットスーツの詳細はこちら
P.S.
今回ご協力いただいた被験者の方、本当にありがとうございました!
この方は昨年のアイアンマン世界選手権KONAに強豪のエイジで出場するほどの実力者。
水泳出身で、バイクもランもとても速い。
今は療養中とのことで一時戦線からは外れていますが、いずれまた世界の舞台に戻ってくるでしょう。
その時にはまた最高のパフォーマンスをこの最強のウェットスーツと共に見れることを期待して。。。