nakaji tips「なぜテクニックが必要なの?」
トライアスロンをもっと楽しんでもらうために毎週配信しています!
スクリーンショット 2022-02-25 9.36.32.png年に数回ですが、MTBや雪の中を走るFatBikeに乗りに行きます。
単純に"楽しい"とか"気持ち良い"が一番なのですが、不整地を走ることで、路面から様々な刺激が"激しく"伝わってきます。その刺激に対して、上手に対応できる事、できない事を知ることができて、その後のロードバイクでのライド中に注意するポイントが明確になります。
また、この激しい刺激に対して、身体って自然に反応していて、全身の神経が細かく動いて、上手に走ろうと自然に反応してコントロールします。
安定して力を発揮しやすい場所に身体を置き、上手に力を発揮させるための刺激が、路面から受けられると思っています。
セミナーで「ガンガン走って強くなる!」というお話と「曲がり方、止まり方、真っ直ぐ走る方法」などのお話をすると、後者の時は、ポカーンとした顔をした方が多いんです。
「こんな事やって速くなるの?」って言う人も...。
■上手に曲がる、止まる事ができると....
曲がる事が上手にできると、曲がるたびに無駄な減速が減って、加速で使う体力が減ります。
下りで止まる自信が高まり、フラフラしないで安定して走る事ができれば、下りの後にある平地や上りに使う体力を減らす事ができる。加速って結構体力使います!
怖いって思うと肩や腕に力が入ります。肩、腕に力が入ると前傾姿勢が取りにくくなり、前を見るにも首に負担がかかります。腰への負担が増えて、レースの後半で腰や肩が痛くなってDHポジションが取れなくなり、空気抵抗が増えてしまうことも考えられますね。
■安定して走る事ができると....
前輪がフラフラしないで、真っ直ぐ走れている人は、正しい位置に重心があり、リラックスしています。無駄な力が入ってなくて、身体の重さを有効活用してペダリングしています。フラフラしてると走る距離も増えるのかな?
逆に前輪がフラフラしてしまう人のほとんどは、ハンドルに体重が乗ってしまっている方です。
ママチャリのカゴに重たい荷物を入れているような状態を作ってしまっています。ペダルに一番力を伝えたいのに、違うところに力が分散してしまっています。肩に力が入る事にも繋がります。
■そして落車防止!
曲がる、止まる、安定して走る事ができる人は、そうでない人に比べて落車が少ない!
ケガの可能性が減れば、ライドを継続できるので、パフォーマンスアップに!
MTBを乗りに行かなくても、ロードバイクで曲がり方、止まり方、安定して走る方法を習得することができます!
ライド中、路面に引いてある白線の上を走ったり、集合した駐車場で、クルマや歩行者に注意しながらコーナーの練習をすることを繰り返すことで、技術が向上します!(私は、ライド中に白線があれば、その左半分とか右半分とかを意識して走っています)