nakaji tips「お尻が痛い!」
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「以前は問題なかったのに、長時間のバイクライドになるとお尻が痛い」
というご質問をいただきました。
私も先日サドルを変えたところなのですが、試しに使ってみたサドルの形状がやはり合わなかったらしく、長く愛用しているサドルにしました。
この形のサドルは、いつまで購入できるのかな...と心配になり、今のうちにたくさん買い置きしておきたくなります。
自転車と人間が触れている場所は、ハンドル、サドル、ペダルの3つだけ。
この3つのポイントの位置関係、力の加え方によって、快適性とパフォーマンスは大きく変わります。
お尻が痛くなる原因は、圧力が1箇所にかかってしまったり、小さな振動による摩擦など
■まずはサドルの形状です
まずは、お尻の形にあったサドルを選ぶことで、痛みが出そうな部分に圧力がかからないようにすることがポイント。
さらにサドルの角度、高さ、もちろんハンドルの高さや位置も影響しますね。
今は、骨盤の形状によってサドル幅を選ぶことが簡単にできるようになりましたので、購入時に必ず確認しましょう。
■骨盤の角度によっても
次に、骨盤の角度によってもサドルと骨盤の接点やその圧力がかかる角度が変わりますね。
ポジションを適正にすることはもちろん、柔軟性の変化によっても痛みが違う事もあります。
長時間乗っていると筋肉の疲労により、姿勢が保てなくなったり、柔軟性が低下することで痛みが出る場合は、これも考えられますね。
「以前は相性の良いサドルだったのに、今は痛みが出る」という場合も、しばらく時間が経ったことで身体の柔軟性が変化してしまったことも考えられます。
■ペダルにかけるトルクでも
ペダルに負荷を与えて自転車は進みます。
ペダルが一番上にあるポイントから半円を描いて一番下にあるポイントまでに力を加えるのですが、強い力をかければ当然反発があります。
目に見えないような動きですが、少しお尻が浮くような方向に反発力があるということですね。
コーチによっては、「お尻はサドルの上にあるのですが、ほんの少し浮かせるような意識でいると体重をペダルにかけやすくなる」とアドバイスする人もいます。座っているのですが、お尻を浮かそうという意識により、逆の反作用を利用してペダル踏力を高めようという考えです。
私も、同じ時間でもリラックスして、軽いパワーで走っている時の方がお尻に違和感が出やすく、しっかりパワーを発揮している時は、何も感じません。
お尻の痛み、違和感で自分のパフォーマンスを感じ、柔軟性を戻すためのストレッチングをしたり、良い姿勢を維持するためのコアトレーニングをするような意識ができると良いですね。
まとめると
まずは、お尻に相性が良いサドルを選ぶこと!(メイストームには様々なサドルを試すためのラボがあります)
適切なポジションで乗ること!(フィッティングを受けることをお勧めします)
柔軟性、コアの筋力を常に高めておくこと!(ストレッチングとエクササイズをやるしかない!)
正しいペダリングをすること
色々な角度から快適に乗ることを考えてください!快適に乗れないとパフォーマンスも上がらないですね。