nakaji tips 「足をもっとケアして動きの効率をあげよう」
写真は、プールの床にできた足跡です。左右の足跡を比べて何か気づきますか?
足はスポーツ活動中に体重の数倍の力を受けて地面やペダルに大きな力を伝えたり、安定した強い力を発揮するための土台となる役割があります。足元がほんの数mmズレるだけで、頭は数cm以上の足医学という一つの講座が成り立つほど大切な部位なのですが、ケアをしっかりしているという人はそれほど多くないのが現状です。
ランニングでは地面に足が接地している時間は0.1~0.2秒程度であり、その短い時間で安定して立ち、地面に体重の3~4倍もの力を加え、その反発を受けて次の一歩を踏み出す必要があります。ほんの一瞬にいくつもの条件を整え、安定した力の発揮が必要ですね。
またバイクでもペダルが上から下に降りるまでのほんの一瞬に、太ももや殿部で産んだパワーを逃すことなくペダルに伝えなければなりません。バイクシューズは、ソールが硬く作られており、比較的パワーロスは低いのですが、時間が短く回数が多いだけに小さなロスの蓄積は、レース全体で大きな負担に変わってしまいますね。
足に疲労が蓄積していたり、動きが悪かったりするとその力の伝わりが減ったり、左右のブレが生じて、その負担により効率が落ちたり、怪我をする可能性が高くなります。
足にも様々な機能があるのですが、その機能を最大限発揮して、安定した力を発揮、伝達できる状態を作ることは、スポーツを行う上でとても大切な事です。
足の裏を濡らして、乾いたタイルの上に立つと足の裏の状態がわかります。左右の差があったり、疲労が蓄積すると変わってきたりします。たまに状態を把握することと、定期的なケアをしていただきたいと思います。仕事中の机の下にボールを置いて、足の裏でゴロゴロ転がしたり、タオルを手繰り寄せるような運動をすることで、ケアができます。
シューズの性能を高めるためにインソールを使うことも有効です。シューズの紐の締め具合、締め方によってもパフォーマンスが変わります。
足の状態にも注目することを忘れないでください。最近、シューズが注目されておりますが、実は、シューズの中にある足の方が大切ですよ!
LEOMOのデバイスを活用してバイクの動作分析のためのプログラムを準備しておりますが、実はランニングも分析ができるようになります。発表までしばらくお待ちください。
下記のページにフィッティングの情報があります。新しいメニュー発表までまもなくです!
https://athlonia.com/shop/bike-fitting/
足のケア
https://youtu.be/R6SRNBQvL34
写真右側は私の足。左はあるコーチの扁平足の足跡ですが、ケガをしないように日々ケアをしてます。