nakaji tips「肘を立てる!(スイム)」
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泳ぐ動作って、日常にはない動作が多く、水中という特殊な環境で、身体を水平にした姿勢で、上半身を中心に動かし、目で確認できない頭の上で手と腕を動かし、重心移動をさせます。動きが複雑なのに、自身が確認しにくい動きなので、難しさを増しています。(何度もこのコラムで説明してますね。しつこい...という声が...)
ストリームライン(良い姿勢)、キャッチ、プル、プッシュ、キック、重心の意識、体幹の動作などなど
良い動きを引き出すためには、多くの関節、筋肉を巧みに調節して動かす必要があります。
どの動きが一番大切とは言えず、人によってできている事、できてない事が違います。全ての動作をできるだけ正確に行うように動きを理解して、ドリルを積極的に行うことが大切ですね。
■平泳ぎのプルを分解したドリル
言葉よりも動画の方がわかりやすいので、ちょうど今行っている合宿に参加している選手にやってもらいました。もう少し肘の位置を動かさないで肘から先をプールの底に向けたいところですが、上手に動かせているので、この動画も見ることでイメージしやすいと思います。
(下の画像をく
これをクロールの動作に繋げるためには、この動作にローリングを加えるとわかりやすいと思います。
画像を斜めにしてみるとクロール動作と同じになりますね。
(黄色ラインが水面だと思ってみてください)
■陸上での動きづくりの必要性
スイムの指導で「腕を回すな!」というと「はぁ???」という顔をされます。
このコラムでも何度か説明をさせていただいたのですが、肩の動きは横から上げて、下ろすだけ!
これに肩を少し内旋(内側に捻る)動作と肘を曲げる動作が加わってキャッチからプルへの動きに移行します。言葉で説明されるより、平泳ぎの動作だとイメージしやすいですね。
名倉コーチが紹介する平泳ぎのプルは意識しやすい良い方法だと思いますので、ぜひ行ってみてください。
と、これを読んでも動きのイメージができない方は、
こちらも少し前に紹介した「動画」(←クリック)を見てください。
このチューブを引く動作と平泳ぎを合わせてイメージしていただけたらと思います。
■陸上での動きづくりを積極的に!
7月と8月に行った志賀高原での合宿は、じっくりスイムの前に動きづくりを行ってからプールに入るという形式を取りました。
日常、早朝にプールに通っているものの、メニュー、サークルを気にしながら泳いでいるとなかなか動きに意識を集中させることができません。
なので、じっくりトライアスロンの事に集中できる合宿では、ストレッチングから腕の動き、体幹の力の入れ方を陸上で感じてもらってから水に入っていただきました。
いつもより少しだけ良い動きに繋げられるようになったと思います。
陸上で何回も何回も行ってやっと変化が見られます。繰り返し、動きづくりをすることが大切です。
陸上での動きづくり、そしてドリルを積極的に、根気よく行うことが大切です。
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