トレーニングコラム　足首の無駄な動きを減らす

トライアスロンをもっと楽しむための情報を毎週配信しています。


股関節周辺にある臀筋、大腿四頭筋（太もも前）、ハムストリング（太もも後ろ）など大きな筋肉を使うことで、効率よくパワーを発揮することができます。
自転車でも股関節周囲の筋肉を使って太ももを上下に大きく動かし、そのパワーをペダルに効率よく伝える必要があります。

股関節で作った大きな力は、膝関節、足関節、ペダル、チェーンを伝わり、後輪を動かして自転車を前に進ませます。
せっかく作った力は、いくつかの関節、パーツを伝わるうちに少しずつ摩擦抵抗や動きの無駄で逃げて行ってしまいます。チェーンを綺麗にして、オイルをつけて置くことは大切なことですが、足関節や膝関節の無駄な動きを減らす事はもっと大切な事ですね。

動画ペダルに一番力が伝わると言われる０°から90°までの動きですが、この時に踵が大きく下がってしまうと、太ももで産んだ力が逃げてしまいます。

動画はこちら

先日クリートを思い切って踵側に移動させてライドに出かけてみました。いつもの峠を登っていると、いつもよりも楽に感じ、LEOMO TYPE-Sに表示されるデータも小さくなっていました。
クリート位置を変える前のトレーニングデータと比較したところ。ペダルの０°から90°までの足首の動きが10°ほど減っていることがわかりました。トレーニング全体のデータも下がっていますし、ほぼ同じパワー、ケイデンスでの角度も減っている事が表で理解できます。

クリートの位置によって効率を上げられる事ができたと思います。
これだけでなく、動かし方の意識、サドルの前後位置、高さによっても変化があるかもしれません。
いくつかのアプローチ方法があると思うので、是非試してみてください。
但し、足首を固定させようする意識が強過ぎるとふくらはぎに張りが出るので注意してください。重心の位置を変える、股関節、膝で作る力の方向を意識するようにしましょう。

特に上りで大きなパワーを発揮している時に、踵を先に大きく下げてしまっている方がいます。頑張っているのにその力は無駄になっているのです。足首をリラックスさせつつ、無駄な動きが出ないように注目してみてください。
足の裏を後方の人に見せるような状態でペダルを前に滑らせるような意識が良いと思います。


先日、アスロニアで講習会を行ってくれたアダムハンセンもこれを使って強くなっています！アダムハンセンのトレーニング方法等が掲載されている記事はコチラ！

-----------------------------
■ オーシャンスイム、バイク、ランなど様々なトレーニングセッションを開催!!


■ アスロニア主催の朝スイム