nakaji tips「不安解消のために走らない!」
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最近、講習会の資料作りのためにスポーツ心理学の本を新しく買って読んでいます。
20年くらい前に「スポーツ心理学」に興味があって、いくつかの本を読んで勉強してたことがあったのですが、その頃は、自分自身をコントロールして、穏やかに人と接してたな...と思い出しました。
もう一度いくつか本を読んで、改めて心をコントロールするようにしたいと思っています。
さて、以前も少し触れた内容ですが、レースの1ヶ月前くらいになると「膝が痛い」「足首が痛い」と痛みの相談を受けるようになります。
トレーニング量が急に増えることが原因なのですが、そのトレーニング量を急激に増やしてしまう原因は「焦り」「不安」ですね。
もしかしたら専門家に言わせると別の現象だと言われるのかもしれないですが...
不安という言葉を調べてみると
■ 安心できないこと。気がかりで落ち着かないこと。また、そのさま。心配。不安心。
■心理学で不安とは「自己存在を脅かす可能性のある破局や危険を漠然と予想することに伴う不快な気分のこと」と定義されています。
そして、焦りを調べると
■早くしなければならないと思っていらだつ。気をもむ。落ち着きを失う。気がせく。
■「思い通りの結果を手にしたいけど、なかなか成就せずに落ち着きがなくなっている」という心理状態を表します。
と説明されています。
「レースで思い通りに走れるか?」
「途中で失速したり、痛みに襲われたりしないか?」
という不安から
それを解消するために
「もっと走り込んで、楽に走れるようにならないと!」
という流れなのではないかと私は考えております。
身体が準備できていないのに、心だけ先に走ってトレーニング量が急激に増えてしまうことで、身体が悲鳴をあげてしまうのが悪いパターンです。
そうならないように、身体の声を聞き、本当に体が必要としているトレーニングにできるように心をコントロールすることが大切ですね。
焦りそうになった時に、リラックスして、深呼吸して、「今の自分の身体が本当に必要にしているものは何?」と考え直すことが大切です。
目の前に迫っているレースは、今の体力で臨むしかできません。
無理をすることで逆効果になってしまいます。
プロアスリートは、目先の結果が生活に響きますが、エイジグルーパーは違いますよね?目標を少し先に伸ばした方が楽しいことが待っています!今の体力、環境を冷静に判断して、その時にできるトレーニング、そのレベルでのレースをするように!
2023年のレースシーズンに入りましたね。
焦らず、コツコツとトレーニングを考えてみてください。
本当にレース1ヶ月前がポイントです。多いんですよ....
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