nakaji tips「腕振りで下半身の動きを引き出す」
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いま椅子に座っている方!写真のような動作をしてみてください。
このように上半身を捻ると、膝が内側に入って下半身は反対側に動こうとするのがわかりますか?
回転する椅子の上で足を浮かせ、上半身を捻ると椅子が回転し、下半身が反対に動きます。
(ホントは回転する椅子の写真が欲しかったのですが、見つかりませんでした笑)
身体には、ある動きに対して、反対側に身体を動かして、バランスを取って身体が動けるようにする反応が起きます。
歩いたり、走ったりするときに、右足が前に出たら左腕が出るなど、人は動作を制御しバランスを取りながら動いていますね。
トライアスロンのスイム、バイク、ランは、基本的に効率よく前に進むことが大切なので、この反応も上手に利用したいところです。しかし、ランニングの腕振りやスイムの入水直後の手の動きなどが違う反応が出てしまうことが多いようです。
■ランニングの腕振りで足の動きの効率が変わる
肘が横方向や円を描くような腕振りをすると、下半身にもその動きの反応が出て、左右にブレが出てしまいます。そして、それを制御するために、使う必要のない動きが出てしまいます。
肘を真後ろに引き、同じ側の肩甲骨が少し内側に寄せるように動かし、上から見ると肘が前後に動くように腕を振ることで、身体の左右のぶれを抑えることができます。
小さなムダな動きですが、10kmも走ると1万回ほど着地動作があります。そのたびに動きを修正していては、体力を消耗しますし、怪我のリスクも高まりますね。
■入水直後の手のひらの向きで膝が曲がる
スイムでも入水直後に手のひらが真横を向くような動作が入ると、下半身は反対側に振られます。水を捉えるために斜め方向に少し左右に動かす動作(スイープ)を入れる人もいますが、動作が極端すぎると下半身が左右に振られ、それを制御するために、キックの膝が大きく曲がり、水の抵抗を増やしてしまう動作をしてしまう人が多くいます。
スイムもランも自分の体の幅で動きをするように注意をしてみてください。
慣れていない動作を始めると最初は力んでしまい、疲れてしまいますが、徐々にリラックスして、必要な体力がついてきます。意識しなくても動かせるようになるまで、動きに集中してみましょう!
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