nakaji tips「プッシュからリカバリー」
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クロールで推進力を産んでいる手、腕の動きを大きく分けると
1) 入水
2) キャッチ
3) プル
4) プッシュ
5) リカバリー
となります。
このうちの1) ~ 3) は話題になるのですが、
プッシュ、リカバリーはみなさんの興味が少し減りますね...。
肘を立てることの重要性はよく語られますし、水を捉えるという部分は推進力に大きな役割がありますからね。
しかし、プッシュも推進力を得るためにはとても大切なところ。
そして、身体のポジションをしっかり良い位置に維持し、前に進みやすい姿勢を維持するためには、プッシュからリカバリーの切り替えも大切です。
■親指が太ももに触れるまで!!
実は、プッシュが上手になると「前に進んでる!」という感覚が一番わかりやすいかもしれません。
ただ、プッシュに意識をすると腕の裏側(上腕三頭筋)がパンパンになり、疲労してしまいます。ただ、最初はパンパンになっても、人は学習して力の発揮の仕方を加減して行きますので、動きを変えて力を逃すのではなく、我慢して水を押し続けてください。
動きのポイントは、親指が太ももに触れるまで、手のひらで水を後方に押すこと!
手のひらに水の抵抗を感じてください。
手のひらが横を向いたり、上を向いたりしてないか?チェックしてくださいね。
■プッシュしたら抜く
"プッシュ"という名称の通り、動作は押す動作。
脇を締めて、肘を伸ばして押すという動作を意識してください。
回す意識はしないでください。肩を支点に回してしまうとプッシュの動作はなくなり、水を空中に跳ねる動作になってしまいます。
さらにプッシュをしたら、ズボンのポケットから手を抜くように肘から先に動かしてリカバリーをします。
肘から先は後からついてくるような動きになり、肘が肩と同じ位置に来たら肘から先が前に出るような動きを意識してください。
タイトルの画像のタイミングから手、腕を上に上げて回すのではなく、肘から前に引いていき、肘から先がぶら下がり、手が水面ギリギリを通るように動かしましょう!
■言語化して!
言葉だけで説明していますが、イメージできますか?
頭の中で動きを言語化してイメージすると技術は上達しやすくなります。
イメージしやすい言葉を次回用意しておきます!