nakaji tips「ハンドルの役割」
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ハンドルの役割は?と質問されたら何と答えますか?
1) 自転車の進行方向を決める
2) 前輪に"適度" な荷重を掛ける
3) 上半身を支えて力を発揮しやすくする
という感じでしょうか?
進行方向を決めるというのは、誰もがわかるものですね。
但し、ハンドルだけで曲がろうとすると上手にコントロールできません。視線と重心移動とお臍の向きで自転車を行きたい方向に導いてあげる必要があります。
特に視線が大切ですね。
顔の向きが変わると、上半身がそれに伴って動きがついてきます。
■"適度" です!
前輪に適度な荷重を掛けることで、前輪と路面のグリップが生まれ、安定した走りができます。
両手を離ししてる時に小さな石ころに乗り上げて前輪が進行方向とは違う方向を向いてしまうと落車します。それを防げる程度の荷重で良いと思います。
ポンと跳ねても真っ直ぐにしてられる程度のかけ方ですね。
逆に荷重を掛け過ぎると自転車はコントロールしにくくなります。
上半身の体重が、ドーンと乗ってしまうような状況は、自転車がフラつくだけでなく、速く快適に走るためにも無駄が生じてしまいます。
また、ハンドルに重心が載ってしまうと後輪が浮いたり、前輪が横を向いてロックしたりして、顔や頭から落車する原因にもなります。
■載せて支えるのではない
小さな力でも支える場所があるとヒトは力が入りやすくなります。
そして、その力の方向が大切。
グイグイと引っ張る必要はありませんが、手をハンドル(ブラケット)に引っ掛けて脇を締めて、お腹をちょっとだけ凹ます程度に力を入れやすいようにしてあげることがポイントです。
ハンドルに体重を絶対に載せるなとは言いませんが、
自転車をコントロールしやすい状況にし、力を入れやすい状況にするために適度な力とその力の方向を考えて乗ることが大切です。
ハンドルが低く、サドルが高い状況だとハンドルに重心が乗りやすくなります。体幹の力、柔軟性で適切な荷重の掛け方ができれば良いのですが、厳しい方は、ハンドルの高さを上げてあげることで楽に乗ることができ、結果的にスピードが上がるという結果になります。
バイクライド中にハンドルにかかる重心を再度考えてみてください。
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