nakaji tips 「レースの結果」
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トライアスロンは屋外で特設コースで行われるイベントです。
路面の状況、起伏、風など、同じコースでも結果(タイム)与える条件が変わります。多少の距離の違いもあったり、ロングでは、同じ日のレースでも時間帯によって風や気温、湿度が変わったりします。トップの選手たちと後方を走る選手たちでは条件が大きく違ったりしますね。
自分自身のレースをタイムだけで一喜一憂する事をしないようにしてくださいね。
でも、次のレースに向けたモチベーションや課題、目標設定としては、結果を客観的に考えることはとても大切ですね。
レースの結果は、その日の環境、体調と、それまでのトレーニングの成果として理解しつつ、しっかりそれを評価して次に向けて活用してください。
■トレーニングのペース設定に活用
レースの10kmを50分で走った人は、これを2分短縮しようと考えると、12秒/kmペースアップを考えなければいけません。
ランの力だけで考えると、今までより少しペースアップしたトレーニング内容を計画する必要があります。最初は、短めの距離でスピードを上げて走り、徐々に距離を伸ばす。
でも、心拍や疲労の具合などを評価し、無茶な設定であれば、ペースアップする目標を再検討する必要もあります。
バイクの場合も、40kmを1時間半で走っていた人が、1時間25分に短縮させようとすると、平均で2km/hほどスピードをアップさせて走る必要があります。体重や姿勢、空気抵抗にもよりますが、パワーにすると15~20w強度を高めて走る必要があります。結構大変ですね。
レースは、持っている力をしっかり出し、それがタイムやスピードで明確にすることができます。しっかり評価して、次に向けたトレーニングに具体的に活かしましょう。
但し、トレーニングしながら再検討することも大切です。設定が高すぎないように!!
■トライアスロンは3種目+トランジッション
ランのタイムだけを考えるのではなく、バイクのペダリング効率を上げて、同じスピードでもダメージを少なくすることで、ランのタイムが上がったりします。
力みをなくすだけで大きく違います。
また、スイムは泳力だけでなく、オープンウォーターでのテクニックでタイムが大きく変わり、周りの選手の流れにうまく乗る事ができれば、大幅なタイムアップを考えることも可能です。
ちなみに私は、プールでは追いつけない人にレースでは、先にバイクスタートする事ができた事が多々あります。テクニックで大幅なタイム短縮ができました。
そして、トランジッションをスムーズに行うことで、無駄な体力消耗へ減らすことができますし、タイムを短縮することも可能です。
トライアスロンは、フィニッシュタイムを他の選手だけでなく、自分自身とも競い合うスポーツです。フィニッシュタイムをどうやって変えるのか?を考えてみましょう!
■レースが終わったら、レースをトレーニングとして捉える
レースが終わった瞬間、その日のレースを次のレースに向けたトレーニングとして捉え、レース後の疲労回復を適切に行なって、そのレースのトレーニング効果を次に繋げられるようにしてください。
そこまで持ってきた努力を消さないで、次に活かすように考えましょう。
但し、疲労をしっかり把握し、レースの疲労が蓄積疲労にならないように十分注意してください。特にロングはしっかり休みつつ、軽い運動や短くて強度を高めのトレーニングを適度に入れて、体力の低下を防ぐようにしてください。
しつこい様ですが、蓄積疲労にならない様に気をつけてくださいね!
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