nakaji tips 「朝の運動は効果的」
2021.08.25に配信した記事です。
トライアスロンをもっと楽しんでもらうために情報を毎週配信しております。
早朝に活動する事は身体に良い事....。定期的に運動するためには最適なタイミングと分かっていても行動に移せない人へ、朝をオススメする理由と具体的な行動をまとめてみました。
■身体だけでなく脳にも好影響
運動をすることでこの前頭前野の血流が増し、判断力や認知能力が向上すると言われています。仕事や学業の効率が上がるという事ですね。
アメリカでの研究では、学生に朝のランニングを行ったグループの成績が高くなったという発表もあります。
※少しだけ詳細を文末に載せておきます。
■定期的に運動したいなら朝
~予定が入らない朝は確実に実施できる~
仕事が終わってから運動をしようと考えていても、残業や飲み会の誘いなどによってできない事が多くあります。でも、朝に予定が入る事はほぼ皆無。定期的に運動をするためには朝がオススメです。
■代謝がアップ
これは誰でも想像が付きますね。朝から代謝が上がって、運動をした事にプラスして、日常生活の中でも健康度がアップ。
■仲間と美味しい朝ごはん
朝スイムに参加する皆さんは、終了後にスクールに参加する仲間と共にカフェで朝ごはんを食べる習慣があります。運動後の楽しい朝ごはんは、さらに1日を充実させてくれます。
〜早起きしたら仕事中に眠くなるんじゃないか?〜
はい。睡眠時間を削ってしまえば、早朝でも、遅い時間に目が覚めても同様に眠くなります。ポイントは時間の管理
■朝が苦手という方へのアドバイス
早起きをするために起きる時間ではなく、寝る時間を意識しましょう!睡眠時間を削るのではなく、時間帯をずらすという考え方です。ポイントは就寝時刻を早める事。そのために仕事の終わり時刻や食事の時間を逆算した生活にしましょう。
■できれば朝スイムがない日も早起きを
生活のリズムは一定の方が身体はより健康になります。朝スイムがない日はランニングやストレッチを行ったり、仕事を早く始めて、夜早く寝るための生活リズムを作る様にしましょう
■ちょっと我慢や頑張りが必要
ヒトは習慣化されたリズムを変更させるには、自制心が必要です。弱気になる日もあるでしょう。そんな時は、ちょっとだけ頑張って動きましょう。数週間我慢すると普通になります。
夜型だった方は、夜に習慣になっていたテレビをみたり、本を読んだるするなどの行動を捨てる勇気も必要ですね。
仕事や付き合いをコントロールして、弱気になった自分を奮い立たせて、早起きを続ければ、自身への大きなご褒美があるでしょう!
さあ、朝スイムへ行きましょう
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運動は体力や健康のためだけでなく、脳にも好影響がある!
『脳を鍛えるには運動しかない!』(NHK出版 / ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士)によると、「運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌されます。このBDNFが、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが明らかになりました」
また、「ニューロンの数を増やすために最も効果が期待できるのは、運動です。さらにものを覚えたり認知能力を高めるために必要な神経結合を増やしたり、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンといった思考や感情にかかわる神経伝達物資の分泌を促す効果も、運動にはあります」とあります。
継続的な運動によって、脳の認知能力が強化されることも明らかになってきています。
この著書の中には、授業の前にランニングを行ったグループの成績が向上したという研究についても紹介されています。
これは、筑波大学大学院人間総合科学研究科と農研機構・食品総合研究所食認知科学ユニットの共同研究グループの研究にも同様の内容があり、ここには、「重要な判断や決断を下す際には、脳の前頭前野が活発になるといわれていますが、運動をすることでこの前頭前野の血流が増し、判断力や認知能力が向上する」とされています。
※「脳で頭スッキリ-短時間の中強度運動が認知機能を向上させる脳内基盤を解明」