nakaji tips「動きを連動させ機能的に!」
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腰痛を持つ知人が、椅子から立ち上がる度に「イテテ...」と痛がっていたので、立ち上がり方を説明しました。
胸を張って、上半身を前傾させながら、膝の位置との関係を伝えながら立たせたところ「あれ?痛くない!」と喜んでもらえました。
簡単に言うと上の写真のスクワットのような姿勢を作って立ち上がるようにアドバイスをしました。
腰痛がある人の多くは、間違った身体の使い方を覚え込んでしまい、その癖が腰に負担をかけ、痛みを感じさせていることが多くあります。ちょっとした日常の動作でも正しく動かすように意識をするとで痛みが改善することがあります。
■投球動作なのに足の位置が重要
野球のピッチャーの動作で、最初に片足を前に大きく出しますが、その足を置く場所、向きが違っていると肩を痛めると言われます。ボールを投げる腕から一番遠い部位の足の位置が肩のケガにつながり、さらには投球のスピードにも影響すると言われます。足の位置のブレが股関節、腰、胸と体幹を通じてボールの勢いにつながるのです。
■代償動作
人の骨は全身で206個あり、それを動かし、安定させるために600もの筋肉が同時に動いています。
立った状態で腕を横に広げるだけで、身体を横に倒さずに安定して立たせるために、足先までの筋肉が一斉に動きます。
これを邪魔するのが、今までの人生でついてしまった動きの癖と柔軟性の低下や筋力の低下など。何か一つの筋肉が動きづらかったり、動きに癖があって非効率があると、それを補正しようとして別の筋肉、関節が動き出します。これを代償動作と言い、疲労の原因や怪我の原因にもなったりします。
■機能的に全身を連動させて動かす意識
ファンクショナルトレーニングという言葉があります。文字通り、身体を機能的に動かすためのトレーニングという意味なのですが、どこか一つの部位を鍛えることも大切なのですが、全身をバランス良く動かし、機能的に動かすことを意識しながら身体に負荷をかけてトレーニングする事はとても大切なことです。ただ強くするのではなく、"目的に合わせて使える身体を作る"という意識を持ってトレーニングを行うと良いですね。
腹筋を強くするためにプランクを推奨する人が多いのですが、プランクだけだと姿勢が変わった時の筋力発揮が上手にできなかったりします。一般的な腹筋トレーニングを行なったり、捻りを加えたりすることも大切です。
お尻にある大きな筋肉とハムストリング(太もも裏側)を機能的に使って、ランニングやバイクペダリングに生かすために、上下に身体を動かすスクワットだけでなく、少し前後の動作やジャンプを入れるような動作を入れたりするランジやケトルベルを使ったトレーニングなども有効です!
手の先から足の先までを連動させて動かすために、必要な部位を必要なだけ動かせる柔軟性と筋力を向上させるようなトレーニングを意識して行いましょう!
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