【ATA STORIES】第一弾・小田島 寛奈選手・ATA三軒茶屋校
「トライアスロンは特別な人のスポーツではなく、誰でも挑戦できる」
ATA三軒茶屋校には、未来のトライアスロン界を担う若きアスリートがいます。
彼女の名前は小田島 寛奈(おだしま かんな)選手。
中学生ながらオリンピックを視野に入れ、大人と肩を並べて練習に励む彼女。
そんな彼女を支えるのが、ジュニア育成に力を入れる「プリメーラ」とその指導を行うATA三軒茶屋でも指導している上瀧コーチです。
今回のATA STORIESでは、小田島 寛奈選手にトライアスロンへの想い、ATAやプリメーラでの練習、そして目指す未来について話を聞きました。
「トライアスロンって難しそう...」「自分にできるかな?」そう思っている方へ、彼女のストーリーが新たな一歩のきっかけになればと思います。
0. アスロニア:(練習前にすみません!インタビューよろしくお願いします!)
◆寛奈選手:よろしくお願いします!
1. アスロニア:(まずはじめに、自己紹介をお願いします。)
◆寛奈選手:小田島 寛奈、中学2年生です。
ATA三軒茶屋校に通っていて、上瀧コーチ指導のもと、トライアスロンチーム#1-PRIMERA-(プリメーラ)でトライアスロンをやっています。
2. アスロニア:(いつ、どんなきっかけでトライアスロンを始めましたか?)
◆寛奈選手:2020年の東京オリンピックのPRイベントで、「小学生でもトライアスロンができる!」という体験会に参加しました。
私は小学2年生で、つい先週まで補助輪なしの自転車に乗れなかったのですが、イベントで自転車を教えてもらい、プールでも泳げて、最後に走ったら無事ゴール!
「私でも3種目できた!」とすごく嬉しかったのを覚えています。
アスロニア:(イベントに参加してみて面白そうだなと思ってトライアスロンを始めたんですね!すごい!)
3. アスロニア:(3種目ありますが、その中でも一番好きな種目と、その理由は?)
◆寛奈選手:一番好きなのはバイク(自転車)です。スイムが苦手で出遅れても、バイクで一気に追いつけるのが楽しいです。
でも、バイクだけやっていたら飽きていたかもしれません。
スイムやランの練習もあるからこそ、3種目とも同じくらい好きになりました!
4. アスロニア:(ATAに通って成長できたところはありますか?)
◆寛奈選手:通い始めた頃は25mも泳げませんでした。
でも、学校に行く前に朝スイムの練習ができるようになり、少しずつ成長しました。
最初は20mコースから始めて、ずっとバタ足の練習をしていましたが今では1コースで泳げるようになりました!
5. アスロニア:(大人のアスリートと一緒に練習することで感じることは?)
◆寛奈選手:私より3回りくらい年上の方でも、体がバキバキに割れていたり、お腹が全然出ていなかったりして驚きます。
朝早い時間でも、皆さんが頑張って泳いでいるのを見て、「私も頑張らなきゃ!」となります。
大人の方の努力する姿に刺激をもらえるのが、ATAの良いところだと思います。
アスロニア:(下手したらというか普通にお父さんお母さんより上の人もいますもんね!その中で大人に負けず、学校の前に朝早くから頑張っているのは感心します!)
6. アスロニア:(所属しているプリメーラではどんな練習をしていますか?)
◆寛奈選手:シーズン中とオフシーズンで練習内容は変わりますが、その時々で自分が成長するための課題を持って取り組んでいます。
シーズン中はレースを意識したバイクやランのトレーニングが多く、オフシーズンは基礎体力をつけるトレーニングを行います。
普段の練習はもちろん、合宿もあり、とても楽しいです!
7. アスロニア:(上瀧コーチはどんな存在ですか?)
◆寛奈選手:トライアスロンの楽しさやバイクの面白さをたくさん教えてくれるので、練習がいつも楽しいです。
レース経験が少なかった頃も、トランジションの練習やレース中に注意する点、頑張るポイントを詳しく教えてくれたので、「どんな感じでレースに挑めばいいか」がイメージしやすくなり、ワクワクしながらレースに挑めるようになりました。
8. アスロニア:(プリメーラに入って成長したと感じる部分はありますか?)
◆寛奈選手:プリメーラに入る前は泳げず、自転車も補助なしで何とか乗れる程度で、ランも全然速くありませんでした。
でも、毎週楽しく練習を続けていたら、小学3年生からオールキッズをはじめ、様々なレースで優勝するようになり、中学生になっても優勝できています!
9. アスロニア:(プリメーラの魅力は何ですか?)
◆寛奈選手:プリメーラに入ると、特別意識しなくても「楽しく一生懸命やること」が身につき、その結果、スイム・バイク・ランのすべてが速くなりました。
プリメーラには、自分の限界を超えることを楽しめる仲間がたくさんいるので、お互いに刺激し合いながら成長できるのも魅力のひとつです。
実際に、チームメンバーの中には、スイムの強化選手、バイクの強化選手、ランの強化指定選手に選ばれる人が多いです。
今私はJCF(日本自転車競技連盟)のU17強化育成選手と東京都中体連の陸上強化指定選手に選ばれています。
9. アスロニア:(これまでで一番嬉しかったレースと、その理由はありますか?)
◆寛奈選手:小学3年生の時のオールキッズで初優勝したことです!
小学3年生女子50人以上が一斉スタートする中、スイムでは13番手だったのですが、自転車で1位か2位まで追い上げ、最後のランで独走してゴールできました。
本当に嬉しくて、今でもはっきりと覚えています。
9. アスロニア:(今、一番力を入れていることは何ですか?)
◆寛奈選手:2026年のダカールユースオリンピックに、自転車ロードレースとトライアスロンで出場するために、自転車のレースに出たり、トライアスロンの認定記録会のタイムを意識して練習しています。
ユースオリンピックは17歳以下の大会ですが、その時私は15歳なので、選考会に出場できるかどうかも少し心配です。
10. アスロニア:(これからの目標を教えてください。)
◆寛奈選手:エリート選手になり、世界で戦えるトライアスリートになることです!
11. アスロニア:(最後に、トライアスロンに興味がある人へ、一言お願いします!)
◆寛奈選手:3種目すべてをやり切ってゴールした時の達成感は、今まで味わったことがないくらいの感動があると思います!
順位を狙うときも、スイムが苦手でもバイクで挽回できたり、バイクで遅れてもランで巻き返せたりするので、最後まで諦めなけらば結果がついてくる競技です。
最初は泳げなくても、自転車に乗れなくても、少しずつ練習を続ければ、できるようになると思うので、「やってみたい!」と思ったら、ぜひチャレンジしてみてください!
以上、ATA STORIES Vol. 1のインタビューでした。
中学2年生ながら、大きな目標、夢を胸に頑張っている姿に、早朝から一緒に泳いでいる大人のメンバーも刺激を受けているに違いありません。
また、ATA三軒茶屋のコーチでもあり、プリメーラというトライアスロンチームで彼女の指導もしている上瀧(じょうたき)コーチの存在も大きいですね。
このプリメーラというトライアスロンチームでは、主にジュニアの指導に力を入れており、寛奈選手以外にもトライアスロンで活躍している選手が多くいます。
また、トライアスロンのみならず、自転車競技(トラック・ロード・マウンテン・シクロクロス)やライフセービングの選手も切磋琢磨しトレーニングを積んでいます。
成長著しい小さいときから始めると何事も上達ははやいもの。
お子さんのトライアスロンレッスンなどご興味がある方はぜひ一度HPをご覧いただければと思います。
※プリメーラHPはこちら