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私のトライアスロンストーリー

My Debut Story

マツナガ - マツナガ の場合 -
トライアスロンをはじめたきっかけ

たまたま「トライアスロンフレッシュマンズキャンプ」のチラシを手にして。。

運動経験皆無の人生でしたが、40代半ばでジョギングが趣味となり、その後、旅行を兼ねたフルマラソンの大会を楽しんでいました。

そんな中で、走りすぎから膝を故障。走りたくても走れない鬱々とした日々が半年も過ぎた頃、ボランティアで参加したマラソン大会の会場入り口で、「トライアスロン フレッシュマンズキャンプ(2010年4月10日~11日)」のチラシを手にしました。トライアスロンなら種目によっては、ランは10キロだし、フルマラソンが走れなくても達成感を感じられるかも。と、思い切って参加することにしました。それがトライアスロンのきっかけでした。

トライアスリートになるまで(大会デビュー)

スイム、バイク・・・。新しいチャレンジに、日々成長を実感する日々。

そのフレッシュマンズキャンプは、「1泊2日でトライアスロンデビューができるまでになる、未経験者・初心者向けトレーニングキャンプ。

講師は、関東近郊スクールのコーチが勢揃い!」という内容。贅沢なコーチ陣がタッグを組み、初心者にイロハのイから教えてくださるという充実したものでした。(ただ、当時の私は、何の知識も情報もなく、有り難味をわかっていませんでしたが…)

そこで、食事の時に偶然お隣になった白戸さんに、私の勤務先と目と鼻の先の月島で5月からスイム教室を開講されると伺い、キャンプ終了後、受付開始を待つようにして申し込みました。

月島校は週1回のクラスですが、最初は勤務前に泳ぐ生活が想像できず(仕事中に疲れて寝ちゃったらどうしよう~)(体力持つかしら)と不安はありましたが、実際に始めてみるとクラスは楽しく、少しずつハードなメニューもこなせるようになり、自分の成長を実感することができました。

他のメンバーが次々とレースデビューしていく中で、私がデビューしない言い訳が「自転車ないんです・・・」でした。思い切って7月下旬の自分の誕生日前日にアスロニアに行き、遠藤さん、鈴木さんにご相談し、全てお任せで揃えました。そして、以前から海が綺麗で時間制限がないと聞いていた11月のロタ島の大会でレースデビューすることを決めました。ただ、8月末に以前から予定していたマラソンの大会があり、それが終了するまでは怪我をしたくない!と、バイク練習はお預けにしたまま、実際に大井埠頭で練習を始めたのは9月下旬でした。

バイク練習初日は、運動靴でトライしましたが、最初の出だしと降り方は、高いサドルに慣れないので非常に怖く、反射神経皆無の私は、練習前から心臓バクバクで手には緊張の汗。でも、一旦走り出すと、自然に笑みがこぼれました。ランでは味わえないスピード感がともかく気持ち良い・・・が最初の感想でした。そして、次の練習会ではいよいよビンディングデビュー。道の隅っこで、右足をカチっとはめ、やおらこぎ出す・・・。安定したところで左足をはめようとしますが、これが中々はいりません。ペダルと格闘すること数回、「カチ!」「ひぇ~~~ はいっちゃったぁ~~~!」と思わず叫ぶ。少し進んでいよいよ止まる・・・。ブレーキをかけて、止まる・・・。と、止まれたぁ~あ~あれぇ~?ドサッ!!止まれたのに、バランスを崩して枯葉の吹き溜まりに倒れてしまいました。これが記念すべき立ちゴケデビューとなりました。

この後、レースデビューまでに数回立ちゴケしましたが、アスロニアの遠藤さん、鈴木さんがいつも暖かく見守っていてくださり、自分の立ちゴケを笑い飛ばせる余裕?も出てきて、打ち身と摺り傷以外の大きな怪我をすることなく、レース前の練習も何とか終了しました。

大会当日

・・・嬉しかった。ほんとに、嬉しくて、いろんなことに素直に感謝した。

大会前日にホテルの敷地内でバイクに乗っていた時、急な坂道で転倒し、上腕部を捻って痛めてしまいました。その日の試泳は何とかこなしたのですが、痛みは増すばかり・・・。泳げるのかな~。棄権しようかな。バイク・・・こんな調子で出たら危険よね・・・。でもせっかく練習したのに・・・。すっきりしない気持ちのまま、起床時間を迎えました。

(デビューレース当日)
3時起床 レースウェアに着替え、前日に準備したトランジット用の大量の荷物を抱えて、会場行きのバスに乗り込む

(4時45分)
会場到着。バスを降りたとたん、満点の星に歓声!東京では街の照明で見えていないけれど、本当は夜空に星はこんなにあるんだ!流れ星を見つけたら、願いは一つ!完走したい・・・。憧れの両手両足へのマジックでのナンバープリント。これだけで、とっても誇らしい。一人前のトライアスリートになった気分で、肩と足のプリントを出し合って写真を撮りあいっこ。

(スタート30分前)

ウェットスーツを着用。腕が痛いのと緊張で、息が絶え絶え・・・。まだ時間があるからと、一旦脱ぐ練習・・・。腕が痛くて力が入らず脱げない・・・泣きたい・・・不安がピークに。気を取り直して、トランジットの整理。さぁ、いよいよスタート時間だ。当たって砕けろ!

スタート~!

一番後ろから、痛い左腕をかばいながら、右だけを使い、ともかく頑張らないで、無理しないで行こうと、硬く決意。私の目標は完泳・完走。

どこまでも透明な海の中を笑顔で覗き込みながら、時々立ち泳ぎで周りを眺め て、少しずつ大きくなってくるブイを励みに、のんびり泳いだ。一番沖に行っても、救助用の船の担当者に手を振って挨拶する余裕も。そして、感動の日の出の中のスイム。透明の海面に、金色の太陽の光が反射して、ゴーグルに飛び込んでくる。息継ぎの度に、キラキラして、本当に綺麗だった。ブイを回る方向によっては、波をもろに顔に受けて、海水を飲み込むことも、波とのタイミングによっては、息継ぎの瞬間に落とされる感じもあったが、普段プールでは出来ない体験が楽しかった。

最後は、もっと泳いでいたかった。本当に楽しいスイムだった。1.5キロははじめての距離だったけど、身体の様子から、余力は十分残っていることを確認し、少し安心。港から身を乗り出して拍手してくださっている人たちに、満面の笑顔で手を振りながら、スイム無事終了。「私~初めてのチャレンジなの!」と観衆に自慢。海から上がる瞬間に左腕をウェットスーツから抜くことにも成功し、トランジットも比較的順調。

スイムスタート.JPG

ビンディングシューズを履き、自転車をスタート地点まで押して走る。「ん?痛みがない!腕、大丈夫かも。」とその時点で、安心感がじわりと胸に広がってきた。右足をカチリ・・・こぎ始めて、間もなく左足がスムーズにカチリ!うん、行ける!わたし、大丈夫かも!と無駄にブレーキを数回試して左腕の状態を確認しつつ、走行。しばらく平坦な道。通り過ぎる車、人、皆、笑顔で手を上げて応援してくれている。こっちも「はぁ~い!」「さんきゅぅぅ~」と笑顔で答える。そんな余裕に、急坂出現。兎に角こぐ。足を止めたら倒れちゃう…から、こぐ。その内に、腰になんとも言えない痛み・・・止まってストレッチしたいけど、ひたすらこぐ。こぎながら背中を伸ばしたり、サドルに腰掛けている位置をずらしたりして、自分をごまかす。でも、やっぱり腰痛い!ぎっくり腰になるんじゃないか・・・と思いつつ我慢・我慢・・・あれ?坂道終わった。と ちょっとほっとしつつ走行。

その直後スコール!そして虹。山に大きな虹がかかっている。雨に打たれてジャングルの緑も美しい。雨は、どっさり降ると、ぴたっと止んで、その後はピーカンの太陽が出る。下り坂が始まる20キロ地点くらいから、再び激しいスコール。それはそれは凄い降り。2種目めもスイムですか?と言いたくなるくらい、水・みず・水・・・サングラスの隙間からドンドン雨が入ってくる。視界が利かない。(スイムのゴーグルしときゃよかったぜ!)と思いつつも、ブレーキも利きが甘い!腕痛いんだから、勘弁して~と、早め早めにブレーキかけつつ急坂を大きな水溜りに「うっひゃ~!」と大声の歓声上げて走行。前後に人がいなかったこともあるけれど、思い出すと、かなり弾けたハイテンションだった。

無事にゴール地点に帰還。止まる瞬間、ブレーキを利かせられず、滑って転びそうになったがなんとか踏ん張れた。係員さんが「大丈夫か?滑ったの?」と心配してくれたが、私は、また満面の笑顔で「OK!OK!」(だって、この後はランだけだもの~。完走できるかも!) 40キロのバイク。これも初めての距離だったけど、終わってみれば、楽しかった。風を感じる・・・って、少し実感できたかも。

バイク.JPG

ラン.JPG

そして、ランへ。直前のバイクのスピード感が残っているから、どんなに走っても、前に進んでいないギクシャクした感覚。でも手元の時計を見ると6分/キロ 切って走っている。だんだんジャングルの深いコースに入っていく。太陽の下と日陰とのコントラストが強い。日陰の影が濃い。

そのうち、緑がトンネルのような様になっている道を走る。右を見ると真っ青な空と青い海。私は緑の木と草の間を走り、さっきまであの海の中も泳いでいて、まさに自然に抱かれている実感。この感覚は、マラソンでは味わえない。折り返し点で、バナナを食べる。美味し~い!余計に2つもらって、一個は手に持ったまま進む。バイクでは抜かれっぱなしだったが、ランでは5人抜き。ゴール手前で太もも裏側がつりそうになり、バナナを補給。

そして間もなく、感動・感激のゴール。タイムは3:38:07だった。
嬉しかった。予想に反して泣かなかったけれど、嬉しかった。ほんとに、嬉しかった。いろんなことに素直に感謝した。

トライアスリートになってみて

単なるスポーツにはない奥行きの深さを感じさせるのがトライアスロン

スタート直前.JPGのサムネール画像のサムネール画像

私はバイク練習が怖くて、何かヒントはないかと「バイク・ビンディング・怖い」とネット検索(笑)したことがきっかけで、ある方のブログを拝見し、偶然にもOWS練習でご一緒でき、いろいろなアドバイスをいただき、ロタの大会もご一緒させていただきました。そんなご縁がいろいろと積み重なって、最初は一人でしたが、沢山のお仲間に恵まれ、日々励ましていただき、支えていただき、ロタも完走できました。トライアスロン自体は個人競技ですが、仲間の大切さを痛感しています。

以前は足を故障して走れないと、ひたすら我慢の日々でしたが、今は、「じゃ、泳ぎに行こう~」「自転車の練習でも・・・」と他の種目が自然とリハビリになり、走れないことによる焦りやストレスを感じることもなくなりました。

トライアスロンのレースはまだ一回経験しただけですが、白戸さんのお言葉の通り「レースはご褒美」だと思いました。レースに至るまでの3種目の練習時間の配分、所持品などの準備等はマラソンと比べても3倍大変ですが、達成感と楽しさは10倍でした。

レースを経験して、自然相手のスポーツだということを実感しました。エコや環境問題が話題になりますが、ニュースから耳にするよりも、自分が実際に泳ぐかもしれない海を綺麗にしたい・・・というトライアスロンを通しての発想も持てて、単なるスポーツにはない奥行きを感じています。

これからトライアスロンを始める人たちへのメッセージ

始めたいと思った今日が一番の最適日。

半年前までは、私は前出の「ナカタ」さんの「私のトライアスロンストーリー」を読んで、トライアスロン挑戦決意の背中を押していただきました。その私(周りの方々からは頭二つ分?くらい飛び抜けた年齢で、マラソン以外の運動経験もない、普通の会社員)が、今度はこのレポートを書いている・・・とても不思議です。

トライアスロンは激しいスポーツと思われがちですが、大人の女性でも十分始められ、自分のスタイルで楽しめます。もし、最初の頃の私のように、何か不安があったら、アスロニアの遠藤さん、鈴木さんが何でも相談にのってくれます。(勿論、私でもよかったら、声をかけてくださいね。)

これからの人生で、始めたいと思った今日が一番の最適日です。何事も遅すぎることはありません。是非、ご一緒しましょう。

バイクセッティング.JPGのサムネール画像

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