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私のトライアスロンストーリー

My Debut Story

原 勝彦 - 原 勝彦 の場合 -
トライアスロンをはじめたきっかけ

トライアスロンをはじめたきっかけ

『30歳までにトライアスロンを始める!』

 

はるか昔に掲げた夢はいつしか誰も知らない絵空事で、
ランは始めてみたもののそれ以外の種目にはチャレンジすることなくラン歴だけが積み上がっていき、
気がつけば30歳を10年以上も過ぎていた。。

 

ところがある日のこと、堀江貴文氏がアイアンマンになったというニュースを私は知る。

 

「え?あの人がアイアンマン??」私は俄かには信じられなかった。
私はいったい何をしているんだ!そんな気持ちに駆られた。

 

確かに、マラソンの記録もいまだに少しずつではあるが向上している。
ランニングを通じてかけがえのない仲間にもたくさん出会えた。

 

でも、私はそれで満足してしまっているのではないか?
いつしか挑戦を諦めてしまっているのではないか?
夢は見るものではなく叶えるものだ!
そんな強い思いが頭をよぎる。居ても立っても居られなくなった。
こうしてはいられない。

 

この時私は、長年の夢だったトライアスロンに挑戦する!そう決めた。
デビューはホノルルトライアスロンと決めていた。
ハワイがトライアスロン発祥の地とも聞いていたし、
私のフルマラソンのデビューもホノルルマラソンだったからだ。

 

不思議なことに、決断すると、自然と情報が集まってきて、
ホノルルトライアスロン・チャレンジ2017(以下、ホノチャレ)に申し込むことを決めていた。

 

こうして私のトライアスロンへの本格チャレンジが始まる。

トライアスリートになるまで(大会デビュー)

トライアスリートになるまで(大会デビュー)

とはいえ私にとってのトライアスロンデビューに立ちはだかる大きな壁はスイム。
これまで平泳ぎでは泳げるもののクロールがまるでダメ。
まずはこれを何とかしなければならない。

 

スイム初心者の最初の難関は呼吸、息継ぎだ。
これが上手くできずに溺れそうになり、何度も滅入った。

 

私は自分自身に問いかける。

 

一生クロールで泳げない人でいるのか、
クロールで自由に泳げる人になるのか、
選ぶのは自分次第だ。

 

私は後者を選んだ。

 

浮きさえすれば呼吸はできる!
プルブイを太ももに挟んで息継ぎの練習をし、初めて25mを泳げた時の気持ちは
壁を一つ越えたと思い大いに喜んだ。

 

しかし、やっとのことで泳げた25mだが、本番は1500mだ。
この距離を泳げるようになるのはこの時の自分には遠く遠く感じた。

 

私は、1kmしか走れなかった人がフルマラソンを走れるようになった。という話を聞いたことがある。
25mしか泳げなかった人が本当に1500mも泳げるようになるのか、
この時点の私では全く想像できなかった。

 

とにかく焦らず、地道にジムのプールへ通うことで、徐々に徐々に泳げる距離を伸ばしていき、
何とか1500mを泳ぎ切るめどがたつのに半年近く経っていた。

 

スイムの次はバイク。

 

自転車さえ買ってしまえば何とかなるだろう、と思ったがそういうわけにもいかなかった。
前傾姿勢が楽ではない。上腕がつかれる。お尻が痛い。と次から次へと体が私にサインを送ってくる。。これでは、気持ち良いサイクリングさえもできない。。

 

初めてなんだから無理もない。慣れるしかない。
正しいポジションで乗ることに慣れていないからだとそう自分に言い聞かせた。

 

とにもかくにも乗って慣れること。とはいえ、バイクが納車されたのは10月。
自転車に乗れるのは平日は難しく、土日しかない。
秋冬シーズンといえば、マラソン大会も土日に入れていたため、限られた土日を使って乗った。

 

大井ふ頭で行ったホノチャレの練習も大いに役に立った。
乗り方、止まり方、曲がり方の基本から、最後はトランジションの練習、ミニデュアスロンの練習まで。
実践的な練習をみんなで行えたのが本番に大いに生きた。。

 

ランは、10kmならば大丈夫だろうと思っていたが、
練習で行ったバイクの後のランがこんなにもきついんだということを実感した。
けれども、それはみんなも同じことと思い、ランナーの私としては気にしないことにした。

大会当日

大会当日

[スイムパート]
私のトライアスロン挑戦の最も高い障壁となっていたスイム。
プールでは何とか泳ぎ切るめどが立っていたものの、
ウェットを着てOWSの練習は、すればするほど実は自信を無くしていた。

 

エリートたちから順にWaveスタートして、12分後、私たちのスタートがやってきた。
私はスタートのバトルを避け、ゆっくりと海に入る。
泳ぎ始めると、懸念していたウェットの胸の締め付けの苦しさと擦れは大丈夫だった。
それほど密集もしていない。プールで練習した時と同じ感覚で泳げた。

 

順調に泳いでいたが、悲しいかな、近くを平泳ぎで泳ぐ人と同じスピードだった。
でも、「これでいいのだ。」と思った。これで十分。

 

折り返しのブイまでひたすらマイペースで泳ぐ。意外と冷静だった。

 

今までのOWS練習では、いつも「しっちゃかめっちゃか」だったのでこんなに冷静に泳げている自分に正直驚いた。

 

平泳ぎと同じスピードだろうが、後ろから追い抜かれようがマイペースを維持しながら、スイムを終えて安堵!

 

原_スイム.jpg

 

[バイクパート]
ここで気をつけたのはメカトラブル。特にパンクには注意した。

 

コース下見で比較的悪路、向かい風がきつそうなところ、折り返し、残り距離の目印等を確認していた。それからオーバーペースにも気をつけ、慎重に入る。

 

途中の折り返しやすれ違いで、仲間と会う。そして自分の位置と疲労度を確かめる。
まだ大丈夫、まだ大丈夫。

 

空港へ向かうラグーンでの追い風と、折り返した後の向かい風、ここが一つのポイント
と読んでいた私は追い風を利用して差を詰める、広げられないようにすることと、
とはいえ帰りの向かい風に脚を残しておくことを考えた。

 

ラグーンの向かい風は想像以上で、かつこの頃からお尻に痛みを感じたのと、トイレにも行きたくなった。。。

 

はやる気持ちを抑えて、きつい時こそ丁寧なペダリングを!ということを思い出し、
とにかく安全第一でバイクパートを終えることを心掛けた。

 

途中ところどころシャワーライドになり、虹が見れたと後で聞いたが、そこまでの余裕はなかった。

 

原_バイク.JPG

 

[ランパート]
「さぁ、前を追うぞ!!」

 

いよいよランパートの始まりだ。

 

ランナーの“はしくれ”としては、ここで無様な姿は見せられないのと、
一人でも多く前を行く人に追いつき、追い越したかった。

 

あれ?一般市民のトライアスロンて、他人と競う競技ではなくて、
自分自身と向き合う競技ではなかったのか???
まだまだ精神的に鍛錬が必要だ。。。

 

10kmなんてどうってことはない、そう思っていたが、思った以上に脚にきていた。
オリンピックディスタンスでこの疲労感、ミドルやロングとなれば、これ以上に脚や全身の疲労があるだろうから、“鉄人”って本当にすごいことだと思った。

 

前半から飛ばして後半脚がつって立ち止まる、、フルマラソンで何度も経験している。
そうならないようにランも前半は落ち着いて入る。予定のペースをキープしようと心掛けた。

 

ランに入ってからは日差しによる暑さを感じるようになっていた。
給水ポイントでは必ず水を摂取するようにした。

 

前方に仲間のウェアを見つけるとあそこまで頑張ろうと気合いを入れた。
みんなやはりきつそうだ。「ファイト!」「頑張ろう!!」短い言葉で声をかける。
それぞれのペースでみなゴールに向かっている!ゴールまでもうひと踏ん張りだ!

 

「ゴール時はサングラスを外し、ゼッケンベルトを整え、笑顔で声援に応える」はずが、
サングラスを外すのは忘れ、ゼッケンベルトも整えることもできなかったけれど、

 

「ゴール時は、他人と重ならないように、前後の間隔を調整し、笑顔で応える」
ことはできた!

 

2017年5月14日は私のトライアスリート誕生日となった。

 

原_ゴール.JPG

トライアスリートになってみて

トライアスリートになってみて

トライアスロンをやる前は、自分にはとてつもない大きなチャレンジだと思った。
しかし、自分が挑戦して初めて理解することができた。

 

やればできる、ということを。

 

3種目あるトライアスリートから見ると、1種目だけを黙々と行うランナーの方が、
ある意味ストイックに見えるようになったから不思議なものだ。

 

3種目練習が必要なので、ランの練習量は減ったが、クロストレーニング効果により、
フルマラソンのタイムはまだ向上している。まだまだ伸び代があるようだ。

 

私のトライアスリートライフはスタートしたばかり。
オリンピックディスタンスで経験を積んだら、
ミドル、そしてロングにも挑戦し、アイアンマンになるのが次の夢だ!

これからトライアスロンを始める人たちへのメッセージ

これからトライアスロンを始める人たちへのメッセージ

人は必要な時に必要なものに出会うと聞いたことがある。
私は遠く昔に立てた夢を実現するのが今年だった。

 

タイミングは人によって違うけれども、何かピンと来たら
実行に移すのが良いのではないだろうか。
私はこれからも、常に挑戦し続け、前進していきたい。

 

トライアスロンを始めて、また多くの良き仲間と出会うことができた。
本当に仲間たちには感謝したい。

 

そして、これからトライアスロンを始める人と、いつか一緒に参加できたらと思う。

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